外せない視線
第3章 【隆】前半
コンビニでジュースを買ってお店を出ると
店員さんが追いかけてきた。
男)すみません!待ってください!
❀)え??
男)あの…俺…
いつも気になってて…
好きなんです!!
❀)えっ!!
男)もし良かったら…
付き合ってもらえませんか?
❀)えっ…////
わ、わ、どうしよう///
❀)あの…ごめんなさい。
男)え…?
❀)あたし…彼氏がいるんです。
男)あ…
❀)…。
男)そうなんですか…。
❀)はい…。
男)…。
❀)でも…気持ちはすごく嬉しいです。
ありがとうございます//
男)…。
❀)それじゃあ…ごめんなさい。
失礼します。
そのまま頭を下げて角を曲がると
隆二にバッタリ会った。
❀)わっ!!
隆)…。
❀)隆二…どうしたの?
隆)何が?
❀)ジュース買ったよ?
隆)うん。
❀)??
隆)迎えに来た。
❀)えっ///
家すぐそこなのに…
❀)あたしに早く会いたかったってことー?
隆)はぁ?
❀)えへへ//
隆)…。
あたしは嬉しくて隆二の腕にくっついた。
隆二は…
なんか不機嫌そうな顔してる…?
❀)隆二…?
隆)んー。
❀)好き//
隆)知ってるし。
❀)えへへ//
それから隆二の家に着いて
あたしが洗面所で手を洗ってると
隆二が後ろからぎゅってしてきた。
❀)どうしたの?//
隆)はー?別にー。
❀)……//
それからあたしがキッチンで
飲み物を用意してると
隆二が隣に来た。
❀)??
隆)氷いる?
❀)ううん。
隆)そ。
いつもならソファーで待ってるのに…
どうしたんだろ…
あたしが隆二をじっと見つめると
後頭部をおさえて
おでこにチュッてされた。
❀)〜〜〜/////
隆)なんか観るー?
しれっとソファーに戻る隆二。
もう!何なのー?!///
ソファーに座った隆二の前に座ると
後ろから抱き上げられて
ぎゅってされた。
❀)な、隆二??///
隆)んーー?
❀)今日…なんか変っ//
隆)なにがー?
❀)何がって…//
いつもあたしが甘えても
あまり相手にしてくれないのに…
❀)映画…観るんでしょ?
隆)うん…。
❀)……//
隆二が後ろからぎゅってしたまま
離してくれない//
隆)お前さ…
❀)え?
隆)俺以外の奴に…
好きとか言われて嬉しいの?
❀)え???
隆)…。
え!!!
もしかして…
さっきの…隆二見てたの!??
❀)えっと…
隆)嬉しいの?
❀)うん。
隆)は?なんで?
❀)え…だって…
好きになってもらったら
嬉しくない?
隆)……。
隆二の腕の力が強まった。
❀)でも…好きなのは
隆二だけだよ?
隆)……。
顔が見えないから
隆二の腕をほどいて振り向くと
隆二がすごく拗ねた顔をしてた。
何これ!!////
え、え、ヤキモチ?!!
どうしよう…可愛すぎてキュンとする////
❀)隆二…
隆)…。
❀)…隆二……
隆)うるさい。
ぎゅっ。
❀)え…///
隆)お前は黙って
俺だけ見てろよっ
❀)……///
どうしよう…っ
こんな隆二初めてかも…
キュンキュンが止まらないよぉ///
❀)隆二だけ見てるよ?
隆)…。
❀)chu♡
隆)……//
❀)えへへ///
隆二がなんだか可愛くて
思わず何度もキスをした。
するといきなり抱き上げられて
ベッドに連れて行かれた。
❀)わっ///
ドサッ
❀)隆二…//
何も言わずにTシャツを脱ぐ隆二。
目が…
もうスイッチ入ってる///
❀)隆二…、あっ//
んっ…んん…っ///
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