海の家 〜10年越しの恋〜
第1章 【臣】前半
臣君にいきなりキスをされた。
わけがわからなくて…
最初はパニックだったのに…
そのキスがすごく気持ち良くて
何も考えられなくなっていく…
臣君はあたしのことなんて覚えてない。
なのに…
あたしが泣いたから…?
だからなぐさめてくれるの?
同情で…
服を脱がされて…
あたしの身体に次々触れていく
臣君のあたたかい手…
でも…
これも全部同情なの…?
◇)う…っ…、ぐすっ…
臣)なんで…泣くんだよ…
俺のこと…イヤ…?
◇)だ…って…
どうしてこんなことするの…?
うう…っ、ぐす…
臣)なんでって…
んなことわかんだろ…
◇)……っ
わかん…ないよっ…
臣)じゃあ…わからせてやるよ。
◇)えっ……、あ、いやっ…あっ///
ふ…ぅ…、んんっ…、やぁっ
臣君が…あたしの胸を舐めてる…
いきなり感じたことのない快感に襲われて
腰に力が入らなくなる…
◇)そんな…とこ…舐めないで…///
臣)いやだ。
◇)……っ///
ちう…っ、ぺろ…、ちゅっ、
力が…入らないよ…
いっぱい気持ち良くて
あたしの色んなところに触れてくる手が
すごく優しくて
もっと…触ってほしくなる…
臣君をもっと…感じたくなる…
臣)そんな目で見んなよ…//
マジでもう抑えきかねぇ…
◇)あっっ……
ちゅっ、ちゅ…、ちゅっ
首筋にキスをされて
耳を舐められる。
◇)ふぁっ、…は…ぁ…、ふ…///
臣)なぁ…、もっと…
◇)ん……、はぁ……//
臣)お前も欲しがれよ…
◇)…あ…ぁ…ん、…っ、///
臣)俺ばっか欲しがってる…
◇)……っ、あ…ぁっ…///
もう…頭がふわふわして…
何がなんだかわかんない……
臣)何して欲しいか…言えよ。
すごく熱い眼で…あたしを見つめる。
ドキドキしすぎて…心臓がおかしくなりそう。
臣)言って…?
今度は少し切なそうな声…
胸がきゅってなる…
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