▽結果
――――――――――――――――――――――
1着エピファネイア(4人気) |★(113-TOP)
2着ジャスタウェイ(3人気) |▲(113-TOP)
3着スピルバーグ(6人気) |▲(112)
4着ジェンティルドンナ(1人気) |▲(112)
5着ハープスター(2人気) |見(112)
…
中止(外)Trading Leather(11人気)|◎(113)
――――――――――――――――――――――
※(馬体レーティング数値)
▽馬体回顧
今年は、「馬体レーティングTOPの二頭がそのまま
ワンツー決着」と、先々のマイルCSに引き続き、
ほぼ完璧な予想&無難な結果となったJC。
予想で解説した、「馬体から菊花賞馬がJCで走る
(走り易い)」理由からも、とにかく、今回「馬体
から長距離馬らしい二頭、エピファネイアかジャ
スタウェイの二択」これが定石だった。
根幹G1故、より長距離馬らしいエピファネイアを
上位評価としたが、ベストの東京で本当に伸び伸
びとした素晴らしい走りだった。唯一、残念なの
は、単勝期待値(配当)の低さくらいか。
2着は、ご存じ「馬体は長距離向きなのに…」と言
い続けて早三年のジャスタウェイ。厳密に言えば
「長距離向きだが、2400より1800ベスト」という
馬体であり、かつ、差しベターの造り故に、無難
な乗り方(好位)では、根幹距離で最後が甘くなる
のもしょうがない。エピファネイアとの着差も、
馬体かららしい着差だなと思う。
しかしながら、つくづく本馬については、2歳時か
らのローテーションを「馬体最優先で決定」して
いれば…と、世界一の評価得ても尚、残念でなら
ないほどの美しさを誇る馬体だ。
3着スピルバーグ、4着ジェンティルドンナとも、
馬体から納得の結果。他、印を打った残り二頭、
イスラボニータ、サトノシュレンは、馬体診断で
も解説した通り、イスラは距離、サトノは能力で
の敗戦とみるのが妥当。
ハープスターは、最も馬体マイラーらしい造りの
ため見送ったが、よく走っている。イスラもジェ
ンティルもマイラーベースだが、この三頭の馬体
を見比べてみれば、ハープスターが最も距離面で
不安な造りにあるのは明白。
同厩舎の名牝ブエナビスタとの馬体比を述べたが
そもそも、ブエナと比較自体かわいそうというか
お門違い。馬体の見極めは、過去の名馬(の馬体)
が教えてくれることはたくさんある。
他、今年のダービー馬ワンアンドオンリーは7着。
前走菊花賞からの距離短縮は条件好転も、やはり
基本、中距離タイプの馬体で無難なところか。
ちなみに、本馬の馬体は、馬体を勉強しはじめた
ばかりの馬体初心者なら、十中八九「間違った見
極め(初歩的ミス)」をしてしまう造りにある。
この「初歩的ミス」については、今後、<別章>
で解説予定。その前に今一度、ワイアンドオンリ
ーの馬体をじっくり見ることをおすすめしたい。
ワイアンドオンリーの馬体
http://www.keibado.com/keibabook/141201/photo05.html
最後に、近年低迷していた外国馬だが、今年はわ
ずか三頭ながら、例年と比較して明らかに馬体が
良かった。
特に、本命◎を打ったTrading Leatherは、JC参戦
の外国馬としては珍しく、軽さとキレがある造り
で、明らかに東京芝2400mへの適性がある馬体だっ
ただけに、競走中止は残念だった。正直、単独本
命◎は奇をてらった部分もあるが、それでもやは
り、同馬よりも少し重さがある馬体だった外国馬
Ivanhoweが6着と健闘しただけに、無事に、ゴール
を駆けぬけての結果を見たかった。
しかしながら、Trading Leatherは、故障がひどく
予後不良となってしまった模様。異国の地に来て
のこの結末、ホクトベガを思い出してしまった。
結局、本馬のことは馬体以外、最後まで何も知ら
ずじまいとなってしまったが、その馬体、憶えて
おきたい。合掌。
~~以下<予想バックナンバー>一部公開~~~
▼馬体レーティング-日本馬
――――――――――――――――――――――
113|ジャスタウェイ、エピファネイア
112|ジェンティルドンナ、スピルバーグ、他3頭
111|ワンアンドオンリー、他1頭
109|2頭
――――――――――――――――――――――
▼馬体ラフレーティング-外国馬
――――――――――――――――――――――
113|Trading Leather
111|Ivanhowe
110|Up With the Birds
――――――――――――――――――――――
▼予想印
――――――――――――――――――――――
◎(外)トレーディングレザ
★エピファネイア
○イスラボニータ
▲ジェンティルドンナ、スピルバーグ、ジャスタウェイ
☆サトノシュレン
見ハープスター他
――――――――――――――――――――――
▼各馬短評
1着エピファネイア(4人気) |★(113-TOP)
--------------------------------------------
東京・京都専用に近い【持続CL型】長距離砲。今
回、本馬とジャスタウェイが、最も長め距離適性
を誇る馬体にあるが、「心肺機能の裏付け、仕上
がり、馬体に見合ったローテーションを歩んでき
経験」の点でより評価できる本馬を上位にとる。
ジャスタウェイ比で、「総合的な素材の良さ、全
体のサス軽さとキレ」では劣るため、ある程度レ
ースが流れる必要があるだろう。スローのSP勝負
では、分が悪い馬体。かつ、ライバルはそのSP面
で強みを誇る馬体が多い。後手を踏むと厳しいた
め、堅実な軸向き感は一息でもあり、一撃★に。
--------------------------------------------
5着ハープスター(2人気) |見(112)
--------------------------------------------
ハープスターは、冬毛云々以前に、骨筋メリハリ
からも仕上がり一息。
マイラーでも【チャンピオン系真打ち型】と言え
る造りにあり、距離延長でも心肺機能は問題ない
だろう。SP絶対値も屈指の一頭と言え、スローな
らより怖い。
が、同厩舎の先輩で「牝馬として理想的な造り」
と評したブエナビスタの馬体が、ハープ高評価に
待ったをかける。ブエナビスタ比で、コース、距
離、素材、キレなど劣る以上、重い評価をするこ
とはできない。
--------------------------------------------
7着ワンアンドオンリー(8人気) |見(111)
--------------------------------------------
ワンアンドオンリーは、前走の菊花賞は、馬体か
らしょうがない敗戦。この手の胴長シルエットは
明らかに「距離が伸びれば伸びるほど不安がある
造り」だ。このあたり母父の影響だろう。
今回、東京替わりと距離短縮という二つの条件好
転がそろうため、「能力」的な試金石。馬体から
印を打つべきだが、素材が少し古馬比で落ちる割
には、人気が落ちていない。もう一つ、仕上がり
あたりに明らかな良化があれば、条件三つ好転と
印を打っただろう。後一歩だが、様子見。
--------------------------------------------
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
--------------------------------------------
今週はチャンピオンズC馬体診断予想を配信
http://regimag.jp/m/magazine/sell/?magazine=1097
--------------------------------------------