◇著者ツイッター
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◇2021年予想的中レース一覧 <現在70戦30的中>
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シンザン|◎ピクシーナイト4人気1着
フェアリ|◎ベッラノーヴァ6人気3着★ファインルージュ3人気1着
日経新春|★ミスマンマミーア13人気2着
AJCC|◎ヴェルトライゼンデ3人気2着
きさらぎ|★ラーゴム3人気1着
共同通信|◎シャフリヤール2人気3着★ヴィクティファルス7人気2着★エフフォーリア4人気1着
フェブS|◎エアスピネル9人気2着
フィリR|◎ミニーアイル11人気3着
高松宮記|◎レシステンシア1人気2着
皐月賞 |◎タイトルホルダー8人気2着★ステラヴェローチェ6人気3着
天皇賞春|★ワールドプレミア3人気1着
ダービー|◎ステラヴェローチェ9人気3人気★シャフリヤール4人気1着
エプソム|◎ザダル3人気1着
函館スプ|◎ビアンフェ5人気1着
ラジオN|◎ヴァイスメテオール4人気1着★ワールドリバイバル11人気2着
CBC賞|★アウィルアウェイ6人気3着
プロキS|★トップウイナー14人気2着
中京記念|★クラヴェル5人気3着
クイーン|◎マジックキャッスル1人気2着
小倉記念|◎ヒュミドール5人気2着
北九州記|◎ファストフォース4人気2着
小倉2歳|◎スリーパーダ3人気2着
セントS|★クリノガウディー4人気3着
京成杯A|★カテドラル7人気1着
神戸新聞|◎ステラヴェローチェ2人気1着
スプリS|★シヴァージ10人気3着
凱旋門賞|★タルナワ2人気2着
毎日王冠|◎ポタジェ4人気3着
京都大賞|★マカヒキ9人気1着
マイルC|★ダノンザキッド5人気3着
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■「有馬記念」馬体診断予想
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▼過去好走馬(1~3着)の馬体傾向
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※文末総評にて
▼過去予想実績
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2020|◎フィエールマン2人気3着
2020|不的中
2019|◎ワールドプレミア4人気3着
2018|不的中
2017|不的中
2016|◎サトノダイヤモンド1人気1着
2015|不的中
2014|◎トゥザワールド9人気2着
2013|不的中
2012|不的中
2011|不的中
2010|★トゥザグローリー14人気3着
2009|◎ブエナビスタ1人気2着
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▼舞台適性
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【クラス】G1
【コース】中山
【距 離】2500m 芝・右
【適 性】A/L型-L(加速/非根幹-長距離)
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▼馬体レーティング
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※プレミア記事完全公開
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▼予想印 ※プレミア記事完全公開
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◎1頭
★1頭
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▼馬体診断 ※プレミア記事完全公開
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今走<馬体写真あり>
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111|ウインキートス
前後とも起点が少し前より。また、牝馬
らしく肋骨は楕円薄めも、駆動起点含め
前後間が水平間延び気味にあるかな。
以上、振り子の可動が独立気味で硬さが
ありそうと、全身のやわらかみ振動収縮
が一息な構造。その分、非根幹小回りと
いう条件は額面上いいが、適性以外には
パンチ一息。
112|エフフォーリア
本馬も、先のウイン同様、前後間が水平
気味だが、振りの起点が後よりで上体の
容量も大きめと規格スケールがある。
以上、春からの良化も顕著なその筋肉質
な馬体は古馬相手でも屈指の質感。特に
その駆動周辺は素晴らしいな。
ただ、基本急坂や省エネ向きの起点構造
ではないため、その骨格の規格スケール
や筋肉エネルギーという長所を活かすに
は、人気馬らしく強きな早め先行惰性の
乗り方が必要。後手を踏むとリスク高と
言える。
112|キセキ
もう何度も言ってきたが、あくまで実績
は菊花賞馬だが、馬体最大の強みは後肢
にあり。
以上、今回引退という文字をどこかで見
てしまったが、一度マイルG1に参戦し
てほしかったな。スロー想定の上がりが
速い決着でなら、この有馬記念でハマり
易い馬体と言えるが。
111|ディープボンド
今回仕上がり一息。結構重めがあるな。
以上、「長距離ステイヤーっぽい実績」
だが、馬体もそう呼ぶには、振り子質量
が重め、胸椎や肩甲&上腕骨など前駆の
胸前もコンパクト設計と、うーん物足り
ないな。馬体に限ればやはり中距離馬。
111|ペルシアンナイト
通称「馬体兄貴」と呼んでいる男気ある
馬体。
以上、その意味するところは過去何度も
バックナンバーで解説済。そちら参照。
とにかく、短背で前後の骨格傾斜や軸が
安定ストレートと、いわゆる「中速ギア
のSP伝達に優れた急坂ウェルカム」な
構造だが、前振り子質量や尺過多気味に
あるため、どうしても「SPの最高速到
達までに時間がかかり易く剛腕向き」の
馬体。
そのため、距離適性からも乗り方は溜め
て溜めての追い出したら一気にフルスロ
ットルが吉。
111|モズベッロ
この馬も、兄貴ことペルシアンナイトと
同様、SPの最高速到達に時間がかかる
という点では同じかな。その要因は二頭
で全く異なるが。
以上、骨格構造のつなぎも緩く、かつ、
ちょっと今回も仕上がりが緩い。独特な
(マイノリティな)強みはあるが、今走
適性も一息。
112|タイトルホルダー
今年3歳クラシックで「最もダービー馬
にふさわしい馬体」とした馬がステラヴ
ェローチェなら「最も皐月賞馬らしい」
と皐月賞で本命◎を打ったのは本馬。
ズバリ、その短い頸椎、その付け根の首
関節の位置、又それらの肩甲骨比など、
その首差しは、確かに「とってもハンド
リングは良さそうなコンパクト設計」で
ある。
また、その「前後間で起点誤差が少ない
水平な中駆構造」に加え、「後方ローダ
ウン気味のセッティングにある飛節」か
らも、確かに「先行惰性とSPの加速性
能の高さ」は見てとれる。
が、それらの特徴は、前走<菊花賞>を
圧勝を裏付ける「長距離適性」ではなく
あくまで<皐月賞>向きと言った「小回
りや加速SP性能」である。
以上、やっぱり馬体を見ると「菊花賞馬
でなく皐月賞馬」がしっくりくる。
その意味で、今走も適性は最右翼だが、
「長距離性能が高いなどタフな強さ勝負
に向く菊花賞馬」とは馬体的には言えな
いため、今回も単騎逃げなどで道中息が
入るなどハマりが必要だろう。
今走<馬体写真あり>
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112|アカイイト
初見。その可愛らしい馬名に反し、なか
なかごつい馬体だな。牡馬かと思った。
以上、時間がないので詳しい解説はまた
今度。
とにかく、前駆からハンドリング性能、
後躯から加速SP、中駆全体から省エネ
系差しベターの良さがある。適性含め、
総合的に上位評価はできる一頭だ。
112|アリストテレス
今回、仕上がりの評価なら、本馬か後の
アサマノイタズラかと言った感。また、
4歳古馬となって見る度に良い意味での
化骨良化の成長があるのもいい。
以上、ただ基本構造が今回の急坂小回り
中山向きに非ず。ここは持続戦のタフな
流れがほしい。
が、まぁそれでも前後の起点(駆動関節
位置)の高さ誤差が大きめで、可動広さ
の割りに、意外と追っての首振りが甘そ
うな感もある。
また、ベスト条件に近い前走<JC>で
も案外な結果。完全な差しベターの構造
なのに、先行したのが敗因の一つと言え
なくもないが、過去成績を辿ってみても
馬体的な視点から「能力証明がとれた」
レースが少ない感。
まぁ、その可動域の広さは素晴らしく、
個人的に好みでいい馬(”馬体”の裏付
けはある馬)なので、もし、ここで勝ち
負けするようだと、いわゆる「”能力”
の証明(後押し)」もとれたと言えて、
来年は王道の主役クラスに化ける可能性
が見えてくるが。
112|クロノジェネシス
馬体のタイプとして、今回ならアリスト
テレスとか、同じ父バゴであるステラヴ
ェローチェが近い部類だ。その二頭との
比較だな。
ズバリ、アリストより心肺&燃費勝負に
向き、ステラよりSPシフトした感だ。
以上、いわゆる「可動広く駆動低い」と
いう構造が特徴で、いかにも欧州馬場は
走りそうだと思って凱旋門賞は期待して
いたが。まぁレース内容からは大敗した
わけでもなくよく走ったんじゃないか。
112|シャドウディーヴァ
今回言おうが迷ったが、正直に。実は、
本馬には、あのリスグラシューとかぶる
部分がある。それは遅い時期(年齢)で
の化骨の良化(変化)だ。
実は、リスグラシューの時も、海外G1
勝ち後の確かこの有馬記念で見た馬体に
「いい意味での以前と異なる違和感」が
あったのだが、当時それを言及するのが
後出し感ありありで後ろめたく、結局、
あくまでそれは「馬体から抱く違和感」
ではなく、単に「海外G1勝ちの実績を
知った自分の先入観」だと言い聞かせ、
その「違和感」を言及できなかった苦い
思いがある。結果、ご存じこの有馬記念
を圧勝。
もちろん、結果は結果。馬体とは無関係
なことなどごまんとあるため、結局その
「違和感」が的を得ていたとは言えない
が、どこかに素直に言及すべきだったと
いう思いがあった。同時に、日々自分が
徹底している「馬体を見抜くには、馬体
以外の一切の馬の情報をシャットアウト
すべき」という思いもより強くなった。
人間「主観先入観を抱く」とろくなこと
がない。
だからこそ、今回否、前回<JC>では
本馬について、「リスグラシューと父が
同じハーツクライだから言ってるんじゃ
ないのか?」と思われようとも、とにか
く、ありのまま感じた「馬体の変化」を
言及して一撃★に指名したわけだ。
以上、今回の馬体を見て確信。以前とは
上体の起点バランスが異なる。広く大き
くなっている。前回も言ったが、「女は
恋して化ける」というが、馬体を見れば
この馬恋愛真っ只中だ。
ズバリ、単純に持続&SP両面の評価に
おいては、今回屈指の評価ができるな。
111|パンサラッサ
この馬も、先のシャドウディーヴァ同様
以前から目に見えた化骨変化がある。い
い成長だな。まぁ、こちらは4才で前回
が3才夏頃か。時期として無難だが。
以上、マイル~中距離仕様で、ロードカ
ナロア産駒の上級素材に多い振り子軽量
にある。また、駆動重心は低めだが可動
起点は上々。筋肉面の仕上がりもいい。
ただ、そのSP面の強みも、その大腿骨
の長さや飛節骨量などが凡庸で、SP面
のエネルギー量の高さでは、今回抜けた
評価はできない。
110|メロディーレーン
ハンドリング性能抜群で、小回り急坂は
いいだろう。全体としても省エネ構造で
はあるな。自身としては適性高い舞台。
以上、ただ今回で言えば、アカイイトに
タイプが近く、規格スケールなど完全に
スケールダウン。ライバル比で、色々と
強みに欠け、本馬を狙うなら馬体的には
断然アカイイトだな。
111|ユーキャンスマイル
前後の、特に腰椎が長いな。完歩は長い
が可動の伸びは凡庸かな。
以上、最近ちと加齢っぽい重めが目に付
く感で、小回り急坂も向かず、余程ハマ
る流れでないと間に合わないだろう。
112|アサマノイタズラ
これは以前も話したと思うが、アサクサ
キングスを思い出す。その「前傾~水平
長め~腰高シルエット」という典型的な
【L型】でいかにも「リファールだな」
といった感。キングヘイロー~ダンシン
グブレーヴ~という母系の血が色濃い。
以上、今回で言えばシャドウディーヴァ
とタイプが同じでそれとの比較だ。
まず、仕上がりは今回本馬が上。二頭比
でなくメンバー比でも屈指にあるほど。
素晴らしい。
ただ、より急坂やSP面、万能さなどの
トータル性能バランスではシャドウDに
軍配かな。後は人気とのギャップで印を
どちらに打つかというところかな。
ちなみに、父ヴィクトワールピサと比較
もしてみたが、父はどちらかと言えば、
「前高~短背気味~後斜シルエット」に
ある。まぁ各パーツ構造などは、父母系
とも似た面があり、持続ベースだな。
112|ステラヴェローチェ
初見で見た際、「これはブラッシンググ
ルーム系が入っているかな?」と思い、
ふとあの馬体名馬サクラローレルの馬体
がよぎった馬だ。
以上、今年のダービーで「最もダービー
馬にふさわしい馬体」とした馬であり、
いかにも長距離砲らしい全体バランスや
振り子長さにある。
また、前回指摘した仕上がり甘さも解消
しており、後は「能力」と「長距離性能
を求められる流れ」があれば。
▼馬体総評
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今年の有馬記念、前日がクリスマス当日
のため、週末は診断を綴る時間がいつも
以上にとれないだろうと思い、週明けに
前倒しで数頭は先行して診断を綴っては
いたのだが。
案の定、本日はクリスマスパーティーで
競馬どころではなく、ようやく子供らが
寝静まったと思ったら、すでに深夜を回
っていた。
とにかく、朝も早かったのでもう眠気で
朦朧としたなかで診断を綴ったので大半
の馬が短文やまともな馬体解説から逸脱
した意味不明解説となって乱文も多い。
そのあたり、何卒ご了承を。
とにかく、舞台がアンフェアな小回りの
中山非根幹戦でもあり、今年は、馬体的
に混戦難解。傑出馬は不在だ。
また、非根幹らしく、過去にはマイラー
や中距離仕様など、実施距離の2500
より短い距離がベストと言った馬体たち
も結構好走している印象の本レース。
一方、他競馬場より上がり時計がかかる
点やG1でもあるため、持続C型や長距
離ステイヤー系の馬体の馬の好走もチラ
ホラなど。王道チャンピオン系も人気馬
は意外としっかり結果を出している感。
…と、結局、流れ次第で好走する馬体が
一変し易いG1と言え難解なわけだ。
以上、非根幹らしく緩い流れのSP重視
を想定しようと、上がりがかかる&G1
らしくタフな流れの強さ重視を想定しよ
うと、どの道今年は混戦模様。
ならば、今年の有馬記念は、「万が一の
タフな流れの強さ勝負」想定では、
・来年、主役を張ってほしい馬体ステラヴェローチェ
・来年、主役を張っていても驚かないアリストテレス
・今年、馬体が化けて一番驚いた馬シャドウディーヴァ
・今年、馬体が成長し今回仕上がりも素晴らしいアサマノイタズラ
このあたりが残る。
ということで、「来年の主役として一番
期待」のステラと、「今年成長に一番驚
いた」シャドウの二頭に本命◎一撃★。
以上、この有馬記念の後には、2歳G1
ホープフルSもあるようだが、現時点の
馬体写真もなく、明日の家族の予定から
も診断できそうにない。
ということで、一先ずこれが今年最後の
馬体診断かな。当診断はもう13周年?
くらいになるのかな。今年もお付き合い
ありがとうございました。よいお年を。
▼馬体レーティング
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112|アカイイト、アリストテレス、エフフォーリア、キセキ、クロノジェネシス、シャドウディーヴァ、タイトルホルダー、アサマノイタズラ、ステラヴェローチェ
111|ウインキートス、ディープボンド、パンサラッサ、ペルシアンナイト、モズベッロ、ユーキャンスマイル
110|メロディーレーン
――――――――――――――――――
▼予想印
――――――――――――――――――
◎ステラヴェローチェ
★シャドウディーヴァ
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▽推奨買い目/D ※推奨順
◎単複
★単複
D(期待値Dダウン) ※4人気以内で確定
タイトルホルダー