菊花賞 馬体診断予想です。
◇著者ツイッター
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◇2022年予想的中レース一覧 <現在63戦34的中>
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京都金杯|★ザダル7人気1着
日経新春|◎ヨーホーレイク3人気1着
京成杯 |★ロジハービン5人気2着
AJCC|◎ボッケリーニ4人気3
東海S |★スワーヴアラミス7人気1着
京都記念|★タガノディアマンテ8人気2着
共同通信|★ダノンベルーガ3人気1着
中山記念|★アドマイヤハダル3人気3着
阪急杯 |★トゥラヴェスーラ9人気2着
弥生賞 |★ボーンディスウェイ9人気3着
スプリS|◎ビーアストニッシド5人気1着
阪神大賞|★アイアンバローズ5人気2着
日経賞 |◎ボッケリーニ4人気2着
大阪杯 |◎アリーヴォ7人気3着
皐月賞 |◎イクイノックス3人気2着★ジオグリフ5人気1着
フローラ|★シンシアウィッシュ9人気3着
マイラー|★ファルコニア4人気3着
Vマイル|★レシステンシア6人気3着
オークス|★スタニングローズ10人気2着
ダービー|◎イクイノックス2人気2着
安田記念|★サリオス8人気3着
エプソム|★ガロアクリーク8人気2着
マメイド|★ウインマイティー10人気1着
函館記念|◎ハヤヤッコ7人気1着
中京記念|◎ファルコニア1人気3着★ベレヌス6人気1着
レパード|★カフジオクタゴン7人気1着
小倉記念|★ヒンドゥタイムズ10人気2着
セントS|◎ファストフォース6人気2着
セント記|◎ガイアフォース3人気1着
オルカマ|★ジェラルディーナ5人気1着
スプリS|◎ウインマーベル7人気2着
凱旋門賞|◎アルピニスタ2人気1着★トルカータータッソ6人気3着
秋華賞 |◎ナミュール2人気2着
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■「菊花賞」馬体診断予想
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▼予想実績
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2021|不的中
2020|不的中
2019|不的中
2018|★フィエールマン7人気1着
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|不的中
2013|不的中
2012|◎ゴールドシップ1人気1着
2011|不的中
2010|不的中
2009|◎フォゲッタブル7人気2着★スリーロールス8人気1着
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▼舞台適性
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【クラス】G1
【コース】阪神内
【距 離】3000m 芝・右 内
【適 性】A/T型-E(加速/非根幹-ステイヤー)
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▼馬体グループ ※文末公開
※ドゥラドーレス、シェルビーズアイ、シホノスペランツァの3頭は馬体写真が見つからず診断対象外
A「中距離仕様が強め」の馬体
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アスクビクターモア
ジャスティンパレス
ヴェローナシチー
セレシオン
マイネルトルファン
ポッドボレット
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B「中長距離仕様」の馬体
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ガイアフォース
プラダリア
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C「高速ギア比重が高い」馬体
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3頭
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D「バランス型」の馬体
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1頭
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E「マイラー」タイプの馬体
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セイウンハーデス
アスクワイルドモア
ビーアストニッシド
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▼馬体レーティング ※文末公開
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112|ガイアフォース、アスクビクターモア、プラダリア、ヴェローナシチー、他2頭
111|ジャスティンパレス、セレシオン、マイネルトルファン、他2頭
110|セイウンハーデス、ビーアストニッシド、ポッドボレット、アスクワイルドモア
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▼予想印 ※文末公開
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◎1頭
★1頭
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▼馬体診断~総評
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個人的に、馬体は「ステイヤーフェチ」
であり、昔はそうした
「長距離ステイヤーといった馬体が人気問わずしっかり走ってくるレース」
で、JRAで「最もわかり易いG1」と
言ってもよかったこの菊花賞。実際予想
や馬券の相性も抜群に良かった。
が、近年の馬場環境の向上SP化、生産
現場など血統含めSP重視の傾向からも
「馬体がマイラーや中距離タイプの馬でもバンバン勝ち負けできるレース」
となってしまった感。昨年の勝ち馬タイ
トルホルダーなどまさにその典型だ。
とにかく、ひと昔とは逆で
「馬体ステイヤーたちが苦戦傾向にあるレース」
と言え、むしろ「馬体的に難解なG1」
と言える。
しかも、今年も昨年同様に、阪神開催。
「小回りで直線に急坂」と、ここ数年の
SP化以上に、さらに輪をかけてSP面
を求められ易く、益々「馬体的にも距離
適性よりSP面が重要」となり易い。
以上、がまぁそうした冷静な分析はさて
おき、ステイヤーフェチだけに、今年も
頑なに「長距離ステイヤーの馬体を重視
したい」と思う。
では、各グループ毎に解説する。
A「中距離仕様」が強めの馬体
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アスクビクターモア
ジャスティンパレス
ヴェローナシチー
セレシオン
マイネルトルファン
ポッドボレット
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なんとなく一言で表現するため、「中距
離仕様」が強めとは書いてみたが、もう
少し厳密に説明すると、このグループに
共通するのは、
長距離ステイヤー戦や阪神開催では「リスク」が垣間見える馬体である
という点かな。
「長距離が向く」と同時に、「長距離が
向かない」特徴や構造が同居しており、
「中距離のほうがリスクも少なくていい」
という点で共通する。
では、ざっと各馬一言ずつ評価。
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アスクビクターモア
前・中・後駆の前後の比重が高く、頸椎も軽量でSP面含め距離以外の評価が高く、いかにも先行向きで脚質も一致と、阪神開催である点も問題なく、大崩れが考えにくい。春より化骨成長もある。
ジャスティンパレス
アスクビクターモア同様、前後の比重が高く、かつこちらは起点前斜で差しベターだが、やはり筋肉比重も高めで長時間走行での燃費消費は多めだな。
ヴェローナシチー
頸椎・肩甲骨・胸椎・腰椎が長く、いかにも「持続シフト」の上体構造だが、肘膝や飛節などのフロント含め足回り起点が上体比で「ローダウン仕様」。父に似た構造だが、「細かなギアチェンジが不得手」で「長時間走行での燃費消費もそれなり」と、京都外でない今年の阪神内ではリスクが高い。やはり、前走本命◎を打った持続フラット平坦の非根幹2200こそベターな面は否めない。
セレシオン
デビュー前の馬体確認のみ。この馬もこのグループ共通の前後水平起点構造で阪神開催ではリスク高。タイプとしてヴェローナシチーに近いだろうが、現時点の馬体不明。
マイネルトルファン
デビュー前の馬体確認のみだが、正直、この馬の評価は迷う。確認した複数の写真から想定した馬体タイプが少し一致せず。撮影時期で化骨成長の違いがある分を加味しても断定しづらい。それだけ構造比の癖が少なめで、おそらくこのグループ内では最もバランスがいい可能性も。今回、現時点の馬体も最も見たかった馬だ。たぶんアスクビクターモアが最も近いかな。
ポッドボレット
父ジャスタウェイ同様の前後長めな水平起点構造。当診断のタイプで言う典型的な【L型】馬体だ。ただ、父より明らかに「頸椎・肩甲骨・胸椎の長さが短く、膝や飛節の位置や折も浅め」など柔らかみに欠き、「持続エネルギー量と距離融通性で物足りず」と言える。
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以上、このAグループの結論として
・最もリスクが低いのはアスクビクターモア
・長距離や阪神不向きなリスクと同時に、長距離向きの持続性能の強み屈指はヴェローナシチー
印を打てるレベルはこの2頭。アスクは
対抗○か押え▲、ヴェローナは一撃★か
穴☆と言ったところだ。
他は、まぁ仮に現時点の馬体写真があれ
ば、マイネルトルファンも打てるかも…
と、それはタラレバだな。
B「中長距離仕様」の馬体
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ガイアフォース
プラダリア
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まず、先のAグループよりも
長距離への適性(融通性)がある馬体構造
というなら、まだ何頭かいる。
が、そのなかでも、今回の阪神開催含め
総合的な評価でリスクが少ない馬体
と言えば、まずこの2頭かな。
ちなみに、2頭とも馬体そのものの構造
は異なるので、そのあたりを少し解説。
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ガイアフォース
いわゆる馬体の「上下動からの持続振動時間の長さといったストライドやエネルギー量の高さ」がある構造。
プラダリア
いわゆる馬体の「前後動からの持続惰性時間の長さといったストライドやエネルギー量の高さ」がある構造。
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以上、この2頭では、上体のスケールの
点でガイアフォースが上だ。
ただ、この馬を「ステイヤー」というに
は、振り子質量が重め、体脂肪も高めに
見える…
と、まぁその個人的な「ステイヤーの定
義」自体が古臭いのだろうな。3000
での大きなリスクでもないか。未だどう
しても、ライスシャワーやスペシャルウ
ィークにステイゴールド、ヒシミラクル
やメジロブライト、ナリタトップロード
などの馬体とついつい比較してしまうの
は悪い癖だな。
とにかく、ガイアフォースは無難に高評
価すべきだ。
ただ、先のアスクビクターモアよりSP
面から堅実さは劣る。狙うなら単勝。
プラダリアは、春<ダービー>で一撃★
指名したように長距離もいい。
が、良くも悪くも可動&駆動の骨格容量
がコンパクト設計&化骨完成度も高く、
今回仕上がりはいいが、春からの成長力
も今一つ。
その意味で、ライバル比では今回ベター
だが、条件的にも<ダービー>がベター
と言える。
E「マイラー」タイプの馬体
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セイウンハーデス
アスクワイルドモア
ビーアストニッシド
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さすがに、今は馬体的にも「SPが重要
な菊花賞」とは言え、
明らかに距離面でのビハインドがある馬体
と言える。
とりあえず、一言ずつ
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セイウンハーデス
このグループ内では最も距離融通性がありそうな軽量化モデル
アスクワイルドモア
さすがに「高速ギア比が高い構造」とは言え、それもこの足回りや上体過多では「燃費消費が外車並み」で、そのギアを活かす前に燃料切れな感
ビーアストニッシド
SP面の裏付けだけなら…と、とにかくこの馬体がここで善戦した時点で3000mでやった意味がないと言える
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C「高速ギア比重が高い」馬体
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ボルドグフーシュ
ヤマニンゼスト
フェーングロッテン
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この3頭は、先のBグループよりさらに
ギア比が高速よりになっている馬体構造
と言えるかな。
ちなみに、「ギア比とは?」というのは
バックナンバーを参考に。今説明する暇
がない。
とりあえず、ニュアンスとしてこの3頭
の馬体は
走る上での「一完歩の後半の動作」にエネルギーが加わり易い
そういった馬体構造や特徴がある。
ただし、先のBグループより、この
「高速ギアへの比重が高い」ことが、イコール
「より長距離向きやステイヤータイプ」とは言えない
グループ分けで、A→Bと段々距離適性
が長くなっているため、このCグループ
で「長距離仕様」と分類したいところだ
が、そうそう都合よく単純に評価分類が
できなかったので、この「高速ギア」と
言う表現になっている。
とにかく、「高速ギア重視のセッティン
グ」とは言え、馬体全体で距離適性含め
どうなのか?そのあたりを解説。
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ボルドグフーシュ
短背バランス型で、足回りハイセッティング&軽量化モデルと長距離仕様だが、同時に、キャスター角きつめの胸椎コンパクトなど、可動の持続性と心肺機能が凡庸。小回り急坂への万能さと同時に、長距離G1馬という馬体にはズレる。
ヤマニンゼスト
まぁ今回「最も長距離ステイヤータイプ」の馬体と言えば、この馬一択。今回無難に有力視できるBグループの「ガイアフォースよりも柔らかみと軽量化」で長時間走行に向き、「プラダリアよりも短背構造のハイセッティング」と完歩ギャップも大きい。ただ、懐コンパクトで心肺機能の面などから、ステイヤーフェチとして「過去の好馬体ステイヤーたち」との比較で物足りなさがある。また、当然阪神より京都外向きとハマり要素が高い。
フェーングロッテン
今回「最も高速ギア重視のセッティング」という意味では、本馬かアスクワイルドモア。ただ、両馬ともそれが「振り子過多の比重」からきており、かつ、その可動が前めやローセッティングと、全身運動においてスムーズに活かし切れないバランスにある。
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以上、このCグループはギア比重に癖が
ある分、それを長距離(長時間走行)で
活かし切るための、それ以外の特徴構造
のバランスの良さが必要。
その意味で、やはり「メンバー中最も長
距離ステイヤー仕様」と言えるヤマニン
ゼストが最右翼。
D「バランス型」の馬体
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ディナースタ
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一言で、今回単純に最も「美しいな」と
思えた馬体がこの馬だ。
ずばり、当診断でよく言っている「馬体
チャンピオン系」の部類だ。顔・首差し
・上体・四肢という全体比のバランスは
メンバー屈指。
ただ、同時にそれでも本命◎には迷う。
理由は、先ほど名前を挙げた「個人的に
好きなステイヤーたち」の馬体とは基本
構造が異なるからだ。
例えば、
・首抜け軽く振り子軽量だが、頸椎の長さが普通。
・かつ、長躯短背で肩股&肘膝関節といった可動&駆動という振り起点が低め
・さらに、後肢の飛節は下曲飛など
つまり、燃費効率の良さ、SP面、ギア
比など、トータルバランスがとれている
好馬体だからこそ、「菊花賞向き」とい
う評価とは少しズレてくるわけだ。
ちなみに、このタイプの馬体で、過去に
長距離ステイヤー戦で活躍した馬で思い
出す馬と言えば、まぁマヤノトップガン
とシュヴァルグランくらい。どちらかと
言えばマイノリティーだ。
かつ、その2頭より、本馬はさらに肩口
フロントの遊び一息や短背でローダウン
気味だと思う。よりバランス型でSPシ
フトしている感だ。
そういえば、今年「馬体超名馬」評した
あのイクイノックスを、より短背コンパ
クトにしたモデルとも言える。他では、
あのダート馬のインティだったかな?、
その馬も浮かぶくらい。
とにかく、「過去の長距離名馬の馬体に
近い」構造もそれ自体がマイノリティー
で、決して「ベタな長距離ステイヤーら
しい馬体」とは言えない。
かつ、「馬体チャンピオン系らしい」好
バランスを誇るが、「長距離戦向きでは
ない造り」も少しある。
その点で、自信を以て印が決まらない。
本命◎か一撃★か、相手次第だな。
以上、昨年同様この菊花賞
額面上は、長距離ステイヤー戦だが、
馬体が長距離ステイヤーの馬の激走は万に一つ
それでも「馬体ステイヤーフェチ」とし
て、その万に一つを決め打ちし印を打ち
たいところだ。
が、今年はレーティングの数値や各評価
からもわかると思うが傑出馬不在の難解
混戦。
レーティングTOPの評価ニュアンスも
○ガイアフォース
▲アスクビクターモア
☆プラダリア
★ヴェローナシチー
★ディナースタ
★ヤマニンゼスト
自信を以て本命◎がいない。
ということで、人気がない2頭に印を打
っておく。
▼馬体レーティング
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112|ガイアフォース、アスクビクターモア、プラダリア、ヴェローナシチー、ディナースタ、ヤマニンゼスト
111|ジャスティンパレス、ボルドグフーシュ、セレシオン、 フェーングロッテン、マイネルトルファン、
110|セイウンハーデス、ビーアストニッシド、ポッドボレット、アスクワイルドモア
――――――――――――――――――
▼予想印
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◎ディナースタ
★ヤマニンゼスト
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▽推奨買い目/D ※推奨順
◎単複
★複単
☆複単
D(期待値Dダウン) ※4人気以内で確定
ジャスティンパレス