現役当時「馬体こそ中山の鬼」と評した父ドリームジャーニーの産駒というのが納得。いわゆる「上下動が少なく無駄ない足回りの速さ」がありそうな構造。東京でこの相手では、スローの恩恵でもどうか。この馬体を可動広めなどバランス良くしたらボッケリーニ、この馬体を前後ショート＆足回りハイセッティングにしたらカラテと言った位置付けだな。

ユーバーレーベン

先のヴェルトライゼンデ同様、駆動系に強みがあるが、そうだな、例えば、「その強みを邪魔させない上体のコンパクトさが物足りず、上体の可動広め＆低重心など、欲張って色々カスタムしたら、結果強みが半減して動きづらくなってしまった」…そんなカスタム状況のバイクならぬ馬体、とでも言う感じだな。

カラテ

先にも書いたが、ヴェルトライゼンデの上体ショート＆足回りハイセッティングの構造。スローでもどうか。

ユニコーンライオン

ユーバーレーベン同様、駆動から足回りがローダウン仕様だが、こちらはフロント側ダウンと可動傾斜がスムーズになっている。が、まぁその分、ＳＰ仕様で１４００１８００あたりがベストかな。

リッジマン

聞いたことがなく外国馬かと思ったが、ググると馬体を発見。まぁ確かに欧州長距離路線にいそうな感じはある。足回りハイセッティングで尺も長めだが重苦しい。他、上体フロント側がかなりコンパクトな比重など癖が強く素材的に素通りだな。

外シムカミル

※外国馬一言コメント参照

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【Ｂ】バランスいい

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シャフリヤール

ボッケリーニ

外オネスト

外グランドグローリー

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いかん、最も評価が低い【Ａ】グループ

で思いのほか長く綴ってしまった。

個人的に、今は気持ちはジャパンカップ

よりもワールドカップにあり、余り時間

もないのでここから一気に短文で。まぁ

ここからの馬は基本馴染みの馬体ばかり

と過去何度もくわしい馬体解説は済ませ

ているのでそちらを参考に。

では、この【Ｂ】グループ、ずばり

先の【Ａ】より、上体の可動付近の骨格

傾斜や長さをアップしてバランスを良化

し持続シフトに

そんな感じかな。当然、【Ａ】＜【Ｂ】

の評価となる。

が、それでも

・バランスが文句なし！とまでは言えず、【Ｃ】グループの馬体に規格スケールの面で劣り

・完全な持続シフトに振れ切っていないため、今走適性でも【Ｄ】グループに劣る

と、まぁ評価として押え▲以上以下にも

と印が回らない。

以上、各馬ざっと解説。

------------------------------------

シャフリヤール

長躯短背で振り子比から、当診断で言う「馬体チャンピオン系」と言ってもいい。が、文句なしでとは言えずバランスがもう一つ。例えば、上腕や大腿骨が少し短い。他、リアよりにローダウン気味で加速仕様など。性能面で常に堅実さはあるが、３歳時から大きな化骨変化もなくこの相手で本線打つにはパンチに欠く。

ボッケリーニ

この馬も長躯短背でバランス良い「馬体チャンピオン系」の部類。先のシャフリヤールより可動骨格の比重が高め、リア起点アップといった構造だ。性能面でより万能根幹シフトと言ったところ。さすがにこの相手なら、平坦より急坂があったほうがいいだろう。

外オネスト

外グランドグローリー

※外国馬一言コメント参照

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【Ｃ】バランスいいし強み強烈

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ヴェラアズール

------------------------------------

本馬は、今回が初見だったのだが、馬名

を見てもピンとこなかったので、一瞬、

外国馬？とも思ったが、日本馬にこんな

いい馬がいるとはびっくりした。

しかも、父が現役当時初めて馬体を見た

瞬間、「文句なしの重賞級で皐月賞勝つ

んじゃないか」としたあのエイシンフラ

ッシュというのが熱い。

以上、初見なのでくわしく解説したいと

ころだが時間がない。

とにかく、【Ｂ】同様、「チャンピオン

系」の部類で、かつ規格スケール＆高速

ギアに強みがあり、リスクはあるが強み

明確。

つまり、ハイなどタフなレース想定での

根幹Ｇ１のここでは、当然【Ｂ】以上に

有力視すべきだ。

後は、【Ｄ】のライバル比で本線◎★の

どちらにするかだな。

一応、ざっと父比で特徴だけでも解説し

ておくか。

------------------------------------

ヴェラアズール

父エイシンフラッシュと言えば、「加速よりな構造としてクラシック仕様の理想型」と言った馬体と記憶している。久しぶりに馬体をググって見てみたが、相変わらず惚れ惚れする。素晴らしい。とにかく、その小顔、長躯短背、可動駆動のバランス、下直飛などが特徴的だが、その父比で、本馬の馬体は、父同様長い首差しだが、起点が低め、き甲リアよりで可動傾斜広いなど、フロント側がより持続シフト。また、父より腰椎比が少し長く、完全な長躯短背だった父よりも少し持続惰性シフトで走行ギャップ自体は小さいが、完歩長は長いかな。後肢のリア側は、父よりも膝下が短め、飛節骨量も劣るなど、ＳＰ伝達に劣るかな。

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【Ｄ】持続シフトが強めで東京いいぞ

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ダノンベルーガ

ハーツイストワール

テーオーロイヤル

シャドウディーヴァ

デアリングタクト

外テュネス

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大好きだった父エイシンフラッシュの馬

体を前に長々書いてしまい、もう本当に

時間ない。サッカー観戦以外に、明日朝

から家族でドライブが待っている。

ということで、結論だけ言うと

【Ｄ】グループの馬は、今走適性高く、東京ベストという特徴がある馬体たち

以上、一言ずつ。

------------------------------------

ダノンベルーガ

前走比でさらに仕上がりが良化。小回りでなく平坦な東京ベストという構造で、当診断で言う典型的な【持続ＣＬ型】。そのため、持続力を完歩の”惰性”に頼る構造であり、ギア数の少なさや心肺容量も小ぶりで淡泊な面があり省エネではないため、リスクは内存している。

ハーツイストワール

タイプは【持続ＣＮ～ＣＬ型】と、ダノンベルーガよりも上体の胸椎比が長めなど長躯短背比にあり、こちらは持続でも”振動”向きの構造にある。その分、より長距離シフトと言え、今走適性では少し上かな。ただ、立ち位置の撮影誤差を加味しても、フロント側のローダウンや可動域の広さの割りに振り子の起点低め＆尺普通と、振りの遊び柔らかみがもう一つで、意外と走りが首振りなど硬さがあるかもな。

テーオーロイヤル

本馬は、最近見る度に良化がある。本格化で今が馬体充実期と言える。タイプは【持続ＣＮ型】で振り子の長さや軽さに頼る分、スローでは厳しいだろうが、起点バランスなど先のハーツイストワールよりも長距離向きらしく、タフな流れでの堅実さは上かな。

シャドウディーヴァ

昨年の＜ＪＣ＞で確か本線◎★指名したはずで、結構自信があったのだが、結果を見て「なぜ先行してしまったのか！」と、今でも残念でならない。この馬も【持続ＣＬ型】だが、ダノンベルーガよりも遊びがあり、ハーツイストワールよりも振り子長めで高速ギアのパンチがあるなど、元々の基本構造では、本グループでデアリングタクトの次はこの馬と言えるのだが。馬体のピークとみた昨年から１年たった今、仕上がりにも少し加齢か？甘さがある。残念だ。

デアリングタクト

シャドウディーヴァ以上に、マイラー仕様と言えるほどＳＰ面の裏付けを誇り、その規格スケールの大きさ含め、３歳時のクラシックでは人気でも本命◎を打たざるを得なかった記憶にある本馬。が、４歳以降の古馬となった姿にがっかりした記憶もあり、特に、前走＜エリザベス女王杯＞の熟女化した姿は残念だった。そうした現状があり、今回馬体写真がなく仕上がり不明では様子見妥当。

外テュネス

※外国馬一言コメント参照

------------------------------------

▽総評

結局、一気に綴っていたら長文になって

しまった。

まず、今年の外国馬４頭だが、実績的に

どんな馬たちなのか知らないが、残念な

がら、全馬まともな馬体写真が見つから

ず。今一つわかりづらい写真ばかり。

そのため、あくまで馬体は想定、、とは

言え、ピンとくる馬はいない。

やはり、ここで本線◎★の印を打つには

今年の＜凱旋門賞＞で馬体診断した際、

一目でわかるほどに「群を抜いた馬体の

素晴らしさだった」アルピニストレベル

でないとな。

ちなみに、もしアルピニストが参戦して

いたら＜凱旋門賞＞同様、引き続きここ

でも本命◎を打ったと思う。

ということで、印は日本馬のみに。

▼馬体レーティング

――――――――――――――――――

113｜ヴェラアズール、ダノンベルーガ、ハーツイストワール、テーオーロイヤル

112｜シャフリヤール、シャドウディーヴァ、デアリングタクト、ボッケリーニ

111｜ヴェルトライゼンデ、ユーバーレーベン、外国馬４頭

110｜カラテ、ユニコーンライオン、リッジマン

――――――――――――――――――

▽外国馬一言コメント

――――――――――――――――――

オネスト … バランス型かな軽さ一息

テュネス … 最も長距離向きで印を打つならこの馬かな

シムカミル … 加速ハンドリング良さそう

グランドグローリー … なかなか規格スケールありそうな万能マイラー

――――――――――――――――――

▼予想印

――――――――――――――――――

◎ヴェラアズール

★テーオーロイヤル

○ダノンベルーガ

☆ハーツイストワール、シャドウディーヴァ

――――――――――――――――――

▽推奨買い目/Ｄ ※推奨順

◎単複

★複単

○単複

☆複単

Ｄ(期待値Ｄダウン) ※4人気以内で確定

なし

11/27(日)
東京12R
ジャパンカップ(G1)

レース結果
着順	枠	馬番	馬名	タイム
1	3	6	ヴェラアズール	2:23.7
2	7	15	シャフリヤール	３／４
3	2	3	ヴェルトライゼンデ	クビ

払戻金
単勝	6	450円	3番人気
複勝	6 15 3	160円 140円 240円	2番人気 1番人気 4番人気
枠連	3-7	470円	1番人気
馬連	6-15	940円	2番人気
ワイド	6-15 3-6 3-15	380円 560円 530円	2番人気 5番人気 4番人気

馬単	6-15	1,920円	4番人気
３連複	3-6-15	2,360円	2番人気
３連単	6-15-3	9,850円	10番人気
WIN5		53,450円	3番人気

該当記事での印・予想買い目・資金配分

印	着順	枠番	馬番	馬名	オッズ	人気	斤量	馬齢	騎手	調教師	馬体重(kg)
◎	1着	3	6	ヴェラアズール	4.5	3	57.0	牡5	R.ムーア	栗東渡辺薫彦	518.0
☆	11着	5	10	ハーツイストワール	42.7	12	57.0	牡6	武豊	美浦国枝栄	476.0
☆	12着	6	12	シャドウディーヴァ	259.0	16	55.0	牝6	松山弘平	美浦斎藤誠	482.0
注	14着	7	13	テーオーロイヤル	26.1	8	57.0	牡4	菱田裕二	栗東岡田稲男	456.0
◯	5着	7	14	ダノンベルーガ	4.2	2	55.0	牡3	川田将雅	美浦堀宣行	500.0

※この記事は2022年11月27日 15:50まで330円で販売していました。

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