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馬体優先主義【1コイン版】

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発行者:武虎
価 格:記事別課金
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ジャンル:競馬


公開開始日:2014/08/21
最終更新日:2024/11/17 03:14

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カテゴリー「馬体の基本解説」に属する記事一覧です。
No.1178 2024年10月27日 07:43   カテゴリー: 馬体の基本解説 G1

  • 10/27(日)
    東京11R
    天皇賞(秋)(G1)
    15:40出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 4 7 ドウデュース 1:57.3
    2 3 4 タスティエーラ 11/4
    3 5 9 ホウオウビスケッツ 1/2
    払戻金
    単勝 7 380円 2番人気
    複勝 7
    4
    9
    200円
    1,020円
    1,000円
    2番人気
    9番人気
    8番人気
    枠連 3-4 3,240円 11番人気
    馬連 4-7 9,660円 26番人気
    ワイド 4-7
    7-9
    4-9
    3,000円
    2,980円
    18,280円
    27番人気
    25番人気
    66番人気
    馬単 7-4 13,560円 36番人気
    3連複 4-7-9 102,180円 154番人気
    3連単 7-4-9 397,100円 612番人気
    WIN5 7,656,690円 2番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    9着 2 3 ステラヴェローチェ 150.3 13 58.0 牡6 佐々木大輔 栗東須貝尚介 504.0
    2着 3 4 タスティエーラ 53.8 9 58.0 牡4 松山弘平 美浦堀宣行 506.0
    14着 6 10 ダノンベルーガ 14.3 5 58.0 牡5 C.デムーロ 美浦堀宣行 498.0
武虎です。
天皇賞秋 馬体診断予想です。


◇著者X(旧ツイッター)
------------------------------------
------------------------------------



◇本年予想的中 <55R30的中>
------------------------------------
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
 桜花賞 |★ライトバック7人気3着
 皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着
マメドS|◎エーデルブルーメ1人気2着
宝塚記念|★ソールオリエンス7人気2着
 七夕賞 |◎ノッキングポイント8人気3着
アイビス|◎ウイングレイテスト2人気2着★テイエムスパーダ8人気3着
小倉記念|★リフレーミング1人気1着
関屋記念|◎トゥードジボン3人気1着★ディオ8人気2着
札幌記念|◎ステラヴェローチェ4人気3着
新潟2歳S|◎プロクレイア5人気3着★トータルクラリティ6人気1着
新潟記念|★セレシオン3人気2着
セントS|★ママコチャ4人気2着
セン記念|★エコロヴァルツ3人気3着
ローズS|◎チェレスタ7人気2着
スプリS|★トウシンマカオ5人気2着
毎日王冠|★エルトンバローズ5人気3着
京都大賞|★ディープボンド4人気2着★シュヴァリエローズ8人気1着
 秋華賞 |★ボンドガール5人気2着
------------------------------------



■「天皇賞秋」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 <過去15年7的中>
------------------------------------
2023|★ジャスティンパレス6人気2着
2022|◎イクイノックス1人気1着
2021|不的中
2020|★フィエールマン5人気2着
2019|不的中
2018|◎キセキ6人気3着、★サングレーザー4人気2着
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|不的中
2013|不的中
2012|◎ルーラーシップ2人気3着
2011|◎ペルーサ6人気3着
2010|◎ペルーサ4人気2着
2009|不的中
------------------------------------
※…配信なし



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G1
【コース】東京
【距 離】2000m 芝・左
【適 性】C/T型-I(持続/根幹-中距離)
------------------------------------



▼馬体グループ
――――――――――――――――――
※未分類
――――――――――――――――――



▼馬体レーティング ※文末公開
――――――――――――――――――
113|ダノンベルーガ、他
112|ベラジオオペラ、他
111|なし
110|ホウオウビスケッツ、キングズパレス
――――――――――――――――――


▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎1頭
★ダノンベルーガ、他1頭
――――――――――――――――――




▼馬体診断
――――――――――――――――――
舞台は…
フラット平坦東京の中距離戦。

質とクラスは…
根幹G1のためハイタフな流れを決め打ち。

馬体的に…
昨今は、血統から生産の面や馬場環境の整備による摩擦消耗の低下などSP化が顕著。マイル中距離仕様の好走が多い。ただ、稀にハイタフになった場合は長距離ステイヤーがそこそこ激走している。

個人的に…
馬体はステイヤーフェチであり、万に一つの馬体長距離ステイヤーが激走をするレースのハイタフ決め打ち。そうスペシャルとステイゴーストで決着的中したあのレースを未だ望んでいる。



▽今回馬体写真がある馬

キングズパレス
これはキングカメハメハ産駒の典型。もちろんキングという名前だからではなく馬体の構造故。

ちなみに、馬体フォーカスに『まとまりのある体型』とあるが、そういうざっくりした次元ではなく、もっと「具体的なパーツやバランス比が父産駒らしい」のが一目瞭然だ。と、そのあたりの特徴など過去何度も解説済でめんどうなので今回は説明はしない。興味ある方は過去バックナンバーを参照。

以上、ライバル比と今走適性からも、申し訳ないが馬体を見ると即素通り。いわゆる「馬体では測れない馬」だ。



ドウデュース
先のキングズパレスと似たタイプなのでついでに解説。父ハーツクライ産駒だが、見た目はまさにキングカメハメハ産駒という前後の構造比、筋肉脂肪量の多さなど。血統表記が間違っていないか?と過去も疑った記憶がある。

とにかくキングズパレスより、前後上体の可動傾斜と長さスケールアップ、足回り加速SPシフトなど。車で言うノーマルキングズパレスの最上級グレードというか新型モデルという位置づけかな。

以上、摩擦の少ないスローや高速馬場での上がり勝負が吉だが、軽量化軽い造りでもなくその背構造など急坂がほしく…とやはり「有馬でこそ」という馬体。仕上がりもちと重めかな。



ジャスティンパレス
いわゆる「松国厩舎型」の馬体。中長距離仕様の馬体チャンピオン系。そういや先週見たダノンデザイルなども近いタイプだ。それよりロングドライブ仕様。

以上、根幹G1向きで長め距離適性からもハイタフで評価を上げれるが、今回少し仕上がりに余裕がある。

かつ、昨年イクイノックスの次点一番手評価で一撃★指名済で、今年は昨年以上に長距離レンジの馬体が多い感と、今年は他の馬にするか。



ソールオリエンス
いわゆる「キリンさんタイプ」の馬体。その意味含めこの馬も過去特徴や構造など細かく解説済のためバックナンバー参照。

以上、とにかく今走適性高くハイタフでは一発秘める。

ただ、3歳時からの化骨成長が”良化”止まりで”変化”までにはない。まぁそれが普通だが、父キタサンブラックには”変化”があっただけに、本馬にも期待したのだが。

逆に、スロー凡戦でも純粋な筋肉量の増加が見てとれSP値のアップも顕著と評価できる。その意味で堅実さアップと本命◎向きではあるが。さてどうするか。



タスティエーラ
長距離ステイヤーに見られる振り子長手な全身バランスと同時に、中距離平坦仕様の【L型】である前後間ロングフラットな長方形のヘキサバランスという特徴的。

以上、リスクとして上体の心肺容量がコンパクトで心肺機能が淡泊もろさを内存しストライドも単調になり易い面があり、非根幹がベスト。ただ、長め距離適性と広いコースのフラット平坦東京へのアドバンテージも明白。

つまり、馬体同様リターンリスクがハッキリしており一撃★向きと要は人気次第。仕上がりは普通。



ダノンベルーガ
フロント振り子の可動部、前後間、リアから足回りなど、典型的【持続CL型】という馬体で今走コース適性屈指。これぞ父ハーツクライらしい馬体だな。しかし、本馬とドウデュースが同じ父とはやはり到底思えないな。

以上、とにかく無難に最右翼評価ができ、本来ならすんなり本命◎を打ってもいい馬体(の規格や構造)だ。

が、この馬は残念というか、毎回仕上がりが甘い。当診断では馬体の仕上がりは最も重視しないとは言え、それでも気になるほど。今回もその重め厚みは筋肉量の増加ではなく脂肪量の増加の比重が多そうで甘い。何か故障持ちなのか!?。



ノースブリッジ
フロントからの持続振動に強みがありそうな馬体でパンチはきいている。今走適性は高め。

以上、ただ距離適性がマイル中距離仕様でハイタフ想定では評価アップが少なめと、人気薄穴☆かな。



ベラジオオペラ
今回ならリバティアイランドが近いかな。リバティより膝下他上下とも振り子の末端比が長め、重心はハイ。SPエネルギー量重視のリバティに対し、本馬は省エネ重視。

また、父ロードカナロアだが、父とは構造比など色々似ておらず、父ほどSP重視の短マイル仕様ではない。振り子比のバランスや軸ストレートなど母父ハービンジャーの良さが出ている。

以上、規格スケールは一息だが、ヘキサバランスも良く堅実万能さがあり、常にレースで自分の能力は走ってくるだろう。評価として押さえ▲以上以下にも。


★馬体訓~馬体プロの眼は車バイクの免許取りたてレベル

ちなみに、馬体フォーカス解説に『ロードカナロア似でトモの横幅が広い』とある。

が、このコメントなどまさに「馬体を“骨格”でなく“形をざっくり”でしか見ていない」のがよく分かる。

ずばり、本馬と父のトモは似ていない。明らかに異なる…はずと、念のため父の馬体をググって確認して見たが、やはり一目見てわかるほどの違いだ。

この際なので、具体的に違いを書いておくか。

・父は典型的斜尻、股関節が低め。寛骨と大腿骨比も後肢全長比で長い。
・本馬は平尻気味、股関節が高め。大腿骨比長めも後肢全長比で適度。

以上、『馬体フォーカス』に限らず、競馬の世界での人々の馬体診断その見極めるレベルは、いつも例えるが車やバイクを見極めるプロアマの人々のそれに圧倒的に劣っている現実がある。

どれほど劣っているか。今回の『ロードカナロア似でトモの横幅が広い』という診断コメントを、バイクのパーツ診断にでも言い換えるなら、『同車種だが年式が変わってフロントフォークが正立から倒立に変更されたのに、それには言及せず(気づかず)、ただ全長が同じくらいなのでフロントフォークも同じ似ている』と言っているようなレベル。それがプロの診断ならまずありえない。免許取りたてなのかな!?という思うレベル。

とにかく、巷の馬体診断はほぼ例外なく“骨格”など見れていない。それらは、個々の己の主観を“骨格”という専門コメントで飾っているだけだ。

そうした現実が本当に“骨格”を見極められるようになれば見えてくる。そして、そうした現実を大衆が知ることも決してない。哀しいかな、競馬に限らず世の真実とは決して大衆多数派が知ることにはならないのが必然。



マテンロウスカイ
先の話の続きで、あくまでトモの形に限れば、骨格的にベラジオオペラに近いトモは本馬かな。ただ、他色々異なり馬体が似ているわけではない。

以上、今走適性高めなマイル中距離仕様。仕上がりもかなりいい。ただ、やはりスロー向きでハイタフでは強みに欠く。



ホウオウビスケッツ
まぁ良く言えば着地からのエネルギー(SP)伝達はいいが、可動の柔らかみや遊び一息や…と、癖ある特徴があり過ぎて解説長くなるのでこの辺。

以上、3歳時より化骨良化はあるが、条件やライバル比から馬体を見ると素通り。成績を見たが「馬体<実績」とよく走っており、これは「馬体では測れない馬」だ。




記事全文を読む

※この記事は2024年10月27日 15:50まで550円で販売していました。

No.1167 2024年08月31日 21:45   カテゴリー: 馬体の基本解説 G3

  • 09/01(日)
    新潟11R
    新潟記念(G3)
    15:45出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 4 4 シンリョクカ 1:58.0
    2 6 7 セレシオン ハナ
    3 7 9 キングズパレス 1/2
    払戻金
    単勝 4 2,600円 8番人気
    複勝 4
    7
    9
    480円
    170円
    130円
    8番人気
    3番人気
    1番人気
    枠連 4-6 4,470円 14番人気
    馬連 4-7 5,450円 16番人気
    ワイド 4-7
    4-9
    7-9
    1,440円
    1,100円
    240円
    18番人気
    14番人気
    2番人気
    馬単 4-7 13,950円 41番人気
    3連複 4-7-9 4,530円 15番人気
    3連単 4-7-9 44,690円 148番人気
    WIN5 7,783,610円 8番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    2着 6 7 セレシオン 4.6 3 56.0 牡5 荻野極 栗東友道康夫 472.0
    5着 8 12 レッドラディエンス 4.2 2 58.5 牡5 戸崎圭太 栗東友道康夫 498.0
▼馬体優先主義【完全版】▼ 第720号


武虎です。
新潟記念 馬体診断予想です。
※小倉2歳Sは時間なく見送り。


◇著者X(旧ツイッター)
------------------------------------
------------------------------------



◇本年予想的中 <45R22的中>
------------------------------------
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
 桜花賞 |★ライトバック7人気3着
 皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着
マメドS|◎エーデルブルーメ1人気2着
宝塚記念|★ソールオリエンス7人気2着
 七夕賞 |◎ノッキングポイント8人気3着
アイビス|◎ウイングレイテスト2人気2着★テイエムスパーダ8人気3着
小倉記念|★リフレーミング1人気1着
関屋記念|◎トゥードジボン3人気1着★ディオ8人気2着
札幌記念|◎ステラヴェローチェ4人気3着
新潟2歳S|◎プロクレイア5人気3着★トータルクラリティ6人気1着
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■「新潟記念」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 <過去14年8的中>
------------------------------------
2023|不的中
2022|不的中
2021|不的中
2020|★サンレイポケット5人気3着
2019|不的中
2018|◎ショウナンバッハ13人気3着
2018|◎メートルダール6人気2着
2017|不的中
2016|★アデイインザライフ2人気1着
2015|★ファントムライト13人気3着
2014|◎マーティンボロ1人気1着
2013|不的中
2012|※
2011|※
2010|◎ナリタクリスタル5人気1着
2009|◎ホッコーパドゥシャ5人気1着
------------------------------------
※…配信なし



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G3
【コース】新潟
【距 離】2000m 芝・左 外
【適 性】C/T型-I(持続/根幹-中距離)
------------------------------------



▼馬体レーティング
――――――――――――――――――
※省略
――――――――――――――――――



▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎1頭
★1頭
――――――――――――――――――




▼馬体診断
――――――――――――――――――

▽今回<馬体写真がある馬>

アリスヴェリテ
初見。牝馬ながら上体容量が大きさが目を引く。血統をみると母父Cozzeneコジーンとありこれだな。

まず、可動尺比は大きめだが、振り子尺比は適度でパーツ単位の大きなアラ癖もない。ただ、起点ヘキサバランスが少し過多でフロントローなど、良くも悪くもリアクションの大きさとエネルギー量の高さを感じる構造。

以上、このあたりよく「大振り大味な馬体」と言ったりするが、それがコジーンらしさだな。

その意味でパンチはあるが操作性や燃費性能は凡庸。今回仕上がりも次第点レベルのため堅実さはどうか。マイル~中距離ベースの良さが明確なので、ハイタフ過ぎない流れなら堅実かな。



エーデルブルーメ
先のアリスヴェリテとは一転、こちらはいい意味で遊びが少なめな全体的に起点や軸がかっちりした燃費性能の良さがある省エネ構造。振り子など尺比は持続シフトだが、角度や起点バランスなどが適度で万能堅実さがある。

以上、そうだな、よく例に挙げる「厩舎単位で馬体傾向が顕著な中田厩舎かな?」と思ったが違っていた。祐一厩舎か。

とにかく、持続加速の万能さや軽量感などSP面の裏付けに、素材自体の良さもある。が、基本前走ベターかな。



キングズパレス
これは血統見ずとも「キングカメハメハ産駒らしい馬体」だ。

具体的に、「倒立フォークにリア起点がローダウン」という構造。つまり、加速ベースの万能シフトで今走適性ひと息。

以上、そもそも本馬はその“骨格”の構造故、前は上腕や三角筋、後ろは中臀や大腿筋などの“筋肉”が「立体的にもり上がり易い」という面がある。

よく指摘しているが、馬体をただ漠然と見ていると、この手の馬体を「筋肉質」「筋肉モリモリ」と見立ててしまうので要注意。

馬体は一にも二にも「筋肉やラインでなく、骨格で見極める」べき。それにより見極めに雲泥の差がうまれる。




記事全文を読む

※この記事は2024年09月01日 15:50まで330円で販売していました。

No.1158 2024年07月06日 08:14   カテゴリー: 馬体の基本解説 G3

  • 07/07(日)
    小倉11R
    プロキオンステークス(G3)
    15:35出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 6 11 ヤマニンウルス 1:42.7
    2 3 5 スレイマン
    3 1 1 マリオロード 3/4
    払戻金
    単勝 11 170円 1番人気
    複勝 11
    5
    1
    120円
    190円
    980円
    1番人気
    3番人気
    11番人気
    枠連 3-6 660円 3番人気
    馬連 5-11 710円 2番人気
    ワイド 5-11
    1-11
    1-5
    400円
    2,200円
    3,700円
    2番人気
    23番人気
    38番人気
    馬単 11-5 800円 2番人気
    3連複 1-5-11 11,250円 35番人気
    3連単 11-5-1 25,360円 70番人気
    WIN5 142,000円 1番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    6着 1 2 ヴァンヤール 40.6 8 57.0 牡6 荻野極 栗東庄野靖志 534.0
    12着 8 15 グロリアムンディ 39.3 7 58.0 牡6 幸英明 栗東大久保龍志 512.0
武虎です。
プロキオンS 馬体診断予想です。



◇著者X(旧ツイッター)
------------------------------------
------------------------------------



◇本年予想的中 <34R16的中>
------------------------------------
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
 桜花賞 |★ライトバック7人気3着
 皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着
マメドS|◎エーデルブルーメ1人気2着
宝塚記念|★ソールオリエンス7人気2着
------------------------------------



■「プロキオンS」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 <過去11年6的中>
------------------------------------
2023|◎ドンフランキー2人気1着
2022|※
2021|★トップウイナー14人気2着
2020|不的中
2019|◎ミッキーワイルド3人気2着
2018|不的中
2017|☆ブライトライン6人気3着
2016|◎ニシケンモノノフ3人気2着
2015|◎ベストウォーリア4人気1着
2014|◎ガンジス10人気1着
2013|不的中
2012|※
2011|※
2010|不的中
------------------------------------
※…配信なし



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G3
【コース】小倉
【距 離】1,700mm ダート・右
【適 性】A/L型-SM(加速/非根幹-短マイル)
------------------------------------



▼馬体レーティング
――――――――――――――――――
※省略
――――――――――――――――――
#今走の馬体写真なし



▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎1頭
★1頭
――――――――――――――――――




▼馬体診断
――――――――――――――――――
グロリアムンディ
全身のバランスは、少し振り子比が大きめで、逆に上体中駆比が小さい。

その実、パーツも胸や肋骨など縦幅が短く横に長めで前後も少し独立感があるヘキサ構造。前後の筋肉厚みがあるが、そもそも厚みが出やすい骨格にある。

以上、フロント振り子長めなど持続エネルギー量が高めで、小回りベストではないがハマりの強みはある。



スレイマン
初見。先のグロリアムンディと同じ父キングカメハメハで、両馬ともヘキサバランスは父産駒らしい。

ただ、振り子比など父産駒らしくない特徴があるグロリアムンディに対し、本馬は良くも悪くもバランス適度と特有の個性クセがない。

以上、ダート馬に多い癖アラ重さなどなく、素材もまずまず今走適性も大きな減点ない。

が、仕上がりも屈指とかにない限りは、基本人気で押さえ▲人気薄で穴☆まで。



ハピ
見ての通り、ここでは一頭だけ浮いており明らかに馬体異端マイノリティー。

ズバリ、ダート馬らに多い「重厚で硬さがあり燃費消費が激しく惰性向きのローダウン」な構造とは真逆。いかにも「持続振動系でエンジンのかかりの遅さが垣間見えながらも、柔かみあり中駆軽量で燃費も省エネよりで起点もハイアップ」という構造。

つまり、「長時間走行で最もパフォーマンスを上げやすい馬体」であり、だからこそ先の<天皇春>で本命◎を打ったのだが。結果、競争中止。正直かなり自信があったので、至極残念極まりない。

以上、仕上がり的にも前回より気持ち余裕あり、そもそもダートでハンパな条件の今回、明らかに前走<天皇賞春>比で条件暗転。

馬体的には、是非もう一度芝長距離戦を試してもらいたい!その意味でもここは走って欲しくないところ。



ブラックアーメット
初見。ヘキサバランスなど水平長方形気味で遊び深みはひと息だが、先のグロリアムンディやスレイマンとは異なり振りの軽さは目を引くな。

以上、仕上がり普通だが減点少なくアラもなく、人気薄なら狙ってもいいんじゃないか。



ブルーサン
初見。これがまさにダート馬や短距離非根幹で走る馬に多そうな典型的構造。

以上、単純に今走適性は高い。だからこそ、本線指名しづらく、かつ、今回近い馬体で規格スケールが断然上の後述ヤマニンがおり、印は打てない。





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※この記事は2024年07月07日 15:50まで330円で販売していました。

No.1157 2024年07月06日 07:16   カテゴリー: 馬体の基本解説 G3

  • 07/07(日)
    福島11R
    七夕賞(G3)
    15:45出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 3 4 レッドラディエンス 1:57.9
    2 6 11 キングズパレス
    3 4 7 ノッキングポイント クビ
    払戻金
    単勝 4 430円 2番人気
    複勝 4
    11
    7
    170円
    160円
    500円
    2番人気
    1番人気
    8番人気
    枠連 3-6 420円 1番人気
    馬連 4-11 900円 1番人気
    ワイド 4-11
    4-7
    7-11
    400円
    1,830円
    1,610円
    1番人気
    18番人気
    17番人気
    馬単 4-11 1,650円 1番人気
    3連複 4-7-11 5,880円 13番人気
    3連単 4-11-7 22,990円 43番人気
    WIN5 142,000円 2番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    3着 4 7 ノッキングポイント 20.0 8 57.5 牡4 杉原誠人 美浦木村哲也 486.0
    5着 6 10 リフレーミング 5.5 3 57.0 牡6 丸田恭介 栗東鮫島一歩 470.0
七夕賞 馬体診断予想です。


◇著者X(旧ツイッター)
------------------------------------
------------------------------------



◇本年予想的中 <34R16的中>
------------------------------------
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
 桜花賞 |★ライトバック7人気3着
 皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着
マメドS|◎エーデルブルーメ1人気2着
宝塚記念|★ソールオリエンス7人気2着
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■「七夕賞」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 <過去13年7的中>
------------------------------------
2023|不的中
2022|※
2021|不的中
2020|不的中
2019|◎ミッキースワロー3人気1着★ロードヴァンドール12人気3着
2018|不的中
2017|★ソールインパクト7人気3着
2016|不的中
2015|不的中
2014|★ニューダイナスティ10人気2着
2013|◎マイネルラクリマ1人気1着
2012|★ミキノバンジョー7人気3着
2011|◎アニメイトバイオ4人気3着
2010|◎サンライズベガ1人気3着
------------------------------------
※…配信なし



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G3
【コース】福島
【距 離】2000m 芝・右
【適 性】A/T型-I(加速/根幹-中距離)
------------------------------------



▼馬体レーティング
――――――――――――――――――
※省略
――――――――――――――――――
#今走の馬体写真なし



▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎1頭
★1頭
――――――――――――――――――




▼馬体診断
――――――――――――――――――
キングズパレス
初見。その前立ち後寝の可動骨格バランスに、受け側起点の駆動の肩や飛節関節からも「後斜な五角形に近いヘキサバランス」は、まさに父キングカメハメハ産駒らしい特徴だ。

以上、典型的【加速A型】シフトのマイル中距離仕様な差しベター。SP値の裏付けもあるリア構造で今走適性高め。

ただ、根幹のハイタフで持続心肺や長め距離適性を求められると強みは薄い。



ノッキングポイント
前後の可動域は広め、振り子足回りは末端にかけ長く、それでいて角度や尺比も過ぎた造りにない。少し首差しや肋骨などフロント容量が大きめではあるが、ヘキサやトータルのバランスともに上々。持続ベースだが万能さがある。

と、木村厩舎か。そうそう「イクイノックスとジオグリフの中間的な馬体」と評したい記憶にあるが、まさにそんな感じ。

もう少し言えば、バイクに例えて「ジオグリフをホイールインチアップとセパハンをノーマルに」という構造。また、「イクイノックス比なら各骨格間をキツめショート化しアウトラインを柔かみより直線重視に。かつ、首差しから上体肋骨の中駆までの骨量や体脂肪率をアップ」という感じかな。

以上、ジオグリフほど心肺や振動に頼り過ぎず燃費性能も良いが単調さはある。また、イクイノックスほどの持続惰性やSP軽量で傑出した造りになく…という適性性能が読み取れる。

まぁ「馬体が歴史的名馬」と評したイクイノックスと比較すると色々物足りなさがあるのは仕方ないが、構造的に六起点ヘキサバランスはイクイノックスと近いのは確かで、馬体的には一皮ける下地はある。

とにかく、今走総合的に最上位評価でき、ライバルの馬体からも人気次第では本線が打てるな。



フェーングロッテン
構造的なクセがあり、基本根幹より非根幹距離、急坂より平坦フラットベターという、いかにも中距離馬【L型】という馬体。

以上、仕上がりは上々。先行ベター。

そういや、構造プラス皮膚質や各質量比など雰囲気的にも、よく言う「リファール系の馬体かな!?」とぱっと見た時点で感じる。母父キングヘイローとありこれだろう。



ボーンディスウェイ
この馬も一目でわかる構造的なクセの強さがある。先のフェーングロッテン同様前後長めのヘキサバランスに加え、本馬はジョイント関節の傾斜が可動で広く足回りはキツめ、細かく言えば、フェーンより頚椎前より上腕骨比が長くリアもローダウンなど…クセの強さは先のフェーングロッテン以上だな。

以上、確か3歳<弥生賞>で人気薄で本線指名した記憶にあるが、あくまでその持続惰性の強み癖の強さと人気とのギャップ故であり、基本は急坂より平坦ベター。また、構造的に燃費消費も激しめで根幹より非根幹がベスト。あと、脚質も完全に先行ベストな構造と、ここも人気薄のハマりならという感。



リフレーミング
初見。そうだな、この馬も先のフェーングロッテン同様に、一目見て「リファール!?」と頭に浮かぶ馬体。実際、血統が父キングヘイローでビンゴ!。母父バトルプランはよく知らないが、父系らしい血を感じる。

あと、この「リファール系の馬体」についてもう少し話しておくと、先のフェーングロッテンは、リファール系でも構造的に癖の強い「ダンシングブレーヴ~ホワイトマズル系」という感じだが、本馬はそれとは違い「アルザオやコマンダーインチーフ系」という感で、リファール系でもバランス型だ。

と、ここまで書いて「そんなことが馬体でわかるのか?」と思うかもしれない。無論、世のスタンダードな馬体の見方ではわかるはずもない。例えば、この写真掲載の馬体フォーカスや他大手メディアの馬体診断、巷のパドック診断等で主流の「筋肉やラインフォルムなどで馬体を見ている」うちは不可能だ。

ただ、当診断はそれらと真逆対局にある「骨格そのものや構造」で馬体を見極めている。また、馬体=競馬という限られた世界での常識や知識ではなく、世の動物や二輪バイクなど生き物や乗り物の走る力学をベースとしており、それを馬体に落とし込んで体系化している。偉そうに言うわけではないが、馬体を見て「その程度がわからないでどうする」というレベルの話。

よく馬体と二輪バイクを例えて話すことが多いが、それは世の馬体好きとバイク好きの物理的な目利きのレベルがプロアマ通じて余りにも違い過ぎるからだ。残念ながら、世の馬体派の馬体見極めレベルは、バイクの世界言えば、見極めもなにも「あなたそもそもバイク免許あるの?」と疑われるレベル。それほどまでの違いがある。

これ本当に大げさな話ではない。

例えば、バイク好きなら、バイクを見れば「同じレーサー系でもメーカーや車種、年式の違い、またカスタムしたパーツ部位の状況」まで瞬時に見抜く。
一方で、馬体好きは、馬体を見て「同じ○○産駒らしいシルエットとか筋肉量だな」とか「パワフルさは似ている」「飛節が似ている」こんなレベルが限界。

と、「なぜ同じ人間なのに、分野が違うとこれほどまでに物理的な見極めの差が生まれるのか?」…これを話し出すと長くなるが、結論だけ言うなら、バイクより競馬馬体の分野のほうが「初心者が受ける刷り込み、メディア洗脳などが圧倒的に強い」からだ。そして、その「最初の刷り込み教育が根本的に間違っている」のも要因。まさに「競馬の世界における馬体の知識とは、日本人の英語教育のそれと同じ」と言えばイメージし易いかな。

以上、まとめどころがなく話が長過ぎ逸れた。

とにかく、「リファール系の馬体」でもヘキサ起点が好バランスなモデルであり、根幹向きや万能さがある。なかなかいい馬で成績を見たが、まだまだ馬体実績な感。ここでダメでも重賞勝ち負けできる素材レベルにある。




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※この記事は2024年07月07日 15:50まで330円で販売していました。

No.1153 2024年06月09日 08:00   カテゴリー: 馬体の基本解説 G3

  • 06/09(日)
    東京11R
    エプソムカップ(G3)
    15:45出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 3 6 レーベンスティール 1:44.7
    2 8 17 ニシノスーベニア
    3 5 10 シルトホルン
    払戻金
    単勝 6 360円 1番人気
    複勝 6
    17
    10
    180円
    510円
    360円
    1番人気
    9番人気
    8番人気
    枠連 3-8 1,150円 3番人気
    馬連 6-17 4,220円 18番人気
    ワイド 6-17
    6-10
    10-17
    1,650円
    1,160円
    3,160円
    22番人気
    12番人気
    36番人気
    馬単 6-17 5,860円 19番人気
    3連複 6-10-17 13,880円 48番人気
    3連単 6-17-10 62,310円 205番人気
    WIN5 473,100円 1番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    11着 2 3 ルージュリナージュ 12.5 8 55.0 牝5 丸田恭介 美浦宗像義忠 446.0
    17着 5 9 レッドランメルト 107.0 15 57.0 牡5 T.オシェア 美浦国枝栄 520.0
    12着 7 14 カレンシュトラウス 119.5 16 57.0 牡7 北村宏司 栗東平田修 522.0
    5着 7 15 アルナシーム 9.5 4 57.0 牡5 横山典弘 栗東橋口慎介 440.0
エプソムC 馬体診断予想です。
※函館SSは今走フォトパドックがある馬で本線◎★評価できる馬が不在、他馬名馬体も不明が多数と見送り。


◇著者X(旧ツイッター)
------------------------------------
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◇本年予想的中 <29R14的中>
------------------------------------
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
 桜花賞 |★ライトバック7人気3着
 皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着
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■「エプソムC」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 <過去13年7的中>
------------------------------------
2023|◎ジャスティンカフェ1人気1着
2022|★ガロアクリーク8人気2着
2021|◎サダル3人気1着
2020|不的中
2019|★サラキア7人気2着
2018|◎サトノアーサー2人気1着
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|◎マイネルラクリマ4人気2着
2013|◎ジャスタウェイ3人気2着
2012|不的中
2011|※
2010|不的中
------------------------------------
※…配信なし



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G3
【コース】東京
【距 離】1800m 芝・左
【適 性】C/L型-MI(持続/非根幹-マイル中距離)
------------------------------------



▼馬体レーティング 
――――――――――――――――――
※省略
――――――――――――――――――



▼馬体グループ ※文末公開
――――――――――――――――――
(A)前後差ある馬体 4頭
(B)前後水平な馬体 4頭
(C)馬体マイラー 3頭
(D)前後短く上下に長い馬体 2頭
――――――――――――――――――



▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎Cの1頭
★ルージュリナージュ、Cの1頭
☆Cの1頭
――――――――――――――――――




▼馬体診断
――――――――――――――――――
おはようございます。

本日はエプソムC。舞台はフラット平坦東京、非根幹距離のG3。

まず、基本

・スローSP戦で「マイラーや加速軽量化」な馬体
・ハイタフ戦なら「中長距離や持続心肺優」な馬体

に有利となり易い。

で、当診断は流れ展開は予想せず、非根幹G3はスローSPで決め打ち。それで評価印を打つ。


以上、今回は似た馬体でグループ分けして診断評価を。



(A)前後差ある馬体
------------------------------------
レーベンスティール
ルージュリナージュ
マイネルケレリウス
セルバーグ
------------------------------------
まず「前後差ある」とは、当診断でいう「ヘキサバランスなど起点構造」のこと。

それ以外の特徴など各馬さまざまだが、まぁ今回「前後水平」気味な起点構造である(B)グループとの対局。その「ヘキサバランス」が「六角形」らしさを保っている。


なかでも「最も振り子比長く軽量化モデル」なのがレーベンスティール。そのヘキサバランスと首差し四肢の特徴などはかなり癖個性が強く、まさに当診断のタイプ分け【持続Cl型】の典型的で非根幹&平坦向きと今走はまさにベスト条件。

ただ、単勝期待値は高いが心肺走法で淡泊単調さがあるため、基本人気で狙うタイプの馬体ではない。単狙いのみ。


セルバーグもレーベンスティール同様、首差し四肢など振り子比が高い馬体。レーベンほど柔らかみや軽さがなく、よりフロント比重が高い造りからもSP面で劣る。レーベンよりもタフな流れがほしいところだが、一方で心肺容量自体は小ぶりであり、展開面などハマりがほしいかな。


先の二頭とは違い、心肺面などタフな流れが吉という馬体がルージュリナージュとマイネルケレリウスかな。

ルージュリナージュは、その上体構造が肩甲骨が長め&傾斜深め、その分フロントはローセッティングで「長躯短背」気味な起点バランスに出ているが、これはまさに母ルーラーシップの影響だろう。牝馬だが今回のメンバーは牡馬は上体華奢小ぶりな馬体ばかりと、その規格スケールはいいな。人気もそこそこでこれ本命◎でもいいかなと思うが。


マイネルケレリウスもルージュリナージュと大体同じことが言える。…と思ったら父ルーラーシップ。父の血らしさだな。とにかくこの二頭はタフな流れもよろし。




(B)前後水平な馬体
------------------------------------
サイルーン
ヴェルトライゼンデ
トゥデイイズザデイ
グランディア
------------------------------------
どの馬も上体の可動&駆動、また足回りなども「前後に起点誤差が少ない水平フラット」なセッティング、またいわゆる「長躯長背」系。当診断の六起点ヘキサバランスが「長方形」に近いバランスにある。

いわゆる「上下動少なく足回りの回転重視」の構造ベースで、よく言う「今風の馬体」だな。

バイクでいう原付やPCXとか、パーツで言うならレーサー系など倒立フォークを採用したバイクというニュアンスかな。


以上、どの馬もスロSP向きだが、なかでも素材の良さなら人気がないトゥデイイズザデイとグランディアのほうが断然いい。トゥデイイズザデイは駆動重視でいかにも今風、一方グランディアは駆動と可動とのバランスもいい。

とは言え、どちらも当診断でよく言う「皐月賞向き」系の馬体構造がベースであり、やはり持続重視のセッティングではないので、東京ではスロSP凡戦でなら…とまぁ今回それ決め打ちなのだが。押え▲あたりがしっくり。





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※この記事は2024年06月09日 15:50まで330円で販売していました。

No.1152 2024年06月02日 08:59   カテゴリー: 馬体の基本解説 G1

  • 06/02(日)
    東京11R
    安田記念(G1)
    15:40出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 4 7 ロマンチックウォリ 1:32.3
    2 3 5 ナミュール 1/2
    3 5 10 ソウルラッシュ ハナ
    払戻金
    単勝 7 360円 1番人気
    複勝 7
    5
    10
    160円
    300円
    150円
    2番人気
    5番人気
    1番人気
    枠連 3-4 2,100円 10番人気
    馬連 5-7 2,850円 12番人気
    ワイド 5-7
    7-10
    5-10
    1,260円
    350円
    920円
    15番人気
    1番人気
    9番人気
    馬単 7-5 4,220円 11番人気
    3連複 5-7-10 3,280円 4番人気
    3連単 7-5-10 17,740円 26番人気
    WIN5 7,205,510円 1番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    9着 7 13 ステラヴェローチェ 16.4 7 58.0 牡6 横山典弘 栗東須貝尚介 506.0
    12着 7 14 コレペティトール 125.3 17 58.0 牡4 岩田康誠 栗東中竹和也 482.0
    8着 8 16 エルトンバローズ 63.1 14 58.0 牡4 西村淳也 栗東杉山晴紀 520.0
▼馬体優先主義【完全版】▼ 第705号


武虎です。
安田記念 馬体診断予想です。


◇著者X(旧ツイッター)
------------------------------------
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◇本年予想的中 <28R14的中>
------------------------------------
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
 桜花賞 |★ライトバック7人気3着
 皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着
------------------------------------



■「安田記念」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 <過去14年4的中>
------------------------------------
2023|不的中
2022|★サリオス8人気3着
2021|不的中
2020|不的中
2019|不的中
2018|不的中
2017|不的中
2016|◎モーリス1人気2着
2015|◎ヴァンセンヌ3人気2着
2014|不的中
2013|不的中
2012|★グランプリボス13人気2着
2011|不的中
2010|不的中
------------------------------------
※…配信なし



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G1
【コース】東京
【距 離】1600m 芝・左
【適 性】C/T型-M(持続/根幹-マイル)
------------------------------------



▼馬体レーティング ※文末公開
――――――――――――――――――
112|セリフォス、ナミュール、ガイアフォース、ステラヴェローチェ、他2頭
111|他
――――――――――――――――――



▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎1頭
★ステラヴェローチェ、他1頭
――――――――――――――――――




▼馬体診断
――――――――――――――――――
おはようございます、本日は苦手なマイル戦の安田記念。

苦手な理由は常々述べているように、「SP値や加速性能重視の馬体構造が走り易い」傾向が近年ますます顕著でトレンドながら、そうした「SPだけ勝負」のレースが好きになれず、またそれ向きの馬体も個人的に好みでない…ただその理由でトレンドを完全無視。トレンドフォローでなく逆張りばかり故、当たらないのは必然。

以上、今年も「SPだけ勝負」に向く馬体を高評価する順張りではなく、万に一つのSPだけでない持続や心肺性能までも求められる「強さ勝負」に向く馬体に高評価&印をと逆張りでいく。



ソウルラッシュ
少し前にいた「短足チャンプ」と名付けたインディチャンプを思い出す。

この馬もいかにも短足、特に飛節など膝下が短い。それでいて、上体前後の可動&駆動の長さや傾斜が長く大きい。さらに、前後フラット気味の駆動起点のセッティングもあり肋骨位置も低めで、そのため腹袋も大きく垂れた感じのシルエットになっている。とにかく、短足以外の特徴個性が強い。

以上、加速系の足回りに加え、上体などSP値・持続・心肺の原動力(エネルギー量)自体は高いパーツにある。

ただ、それらパーツが動いた際、つまり走る上での上半身と下半身の相互干渉により、燃費消費が高そうと言った心肺へのリスク、加速・持続が相殺されて結果それぞれ抜きんでた強みにはならない。…そんな性能評価となってしまう。

結論として、根幹マイル向きの総合的な良さはあるが上記から傑出した強みという点がなく、また急坂ベターな構造でもありそこそこの評価どまりで人気では押え▲限界。



セリフォス
いつも言っている「馬体を見れば厩舎がわかる」、それほどに「馬体の好みが一貫顕著の最たる中内田厩舎」の馬。故に、当診断で唯一「厩舎名の馬体タイプ付け」をしている。本馬も例に漏れず【中内田厩舎N型】だ。

以上、とにかく本馬は【中内田N型】のヘキサバランス、つまり関節起点の構造にありながら、起点ハイセッティング&小顔など上体の振り子軽量で、走りは上下動エネルギーが主。

やはり、根幹マイルで「強さ勝負」となり長め距離適性を求められるなどの流れとなれば、先のソウルラッシュなどより断然有利な構造。何度も見ている馬だが、まだ加齢の影響もなく、むしろ今回筋肉面からもこれ以上なく完成型と言える。

ちなみに、「馬体を見れば厩舎がわかる」わけがない…と思ったあなた。それはある意味正解だ。

馬体を”骨格”で見極めない限りそんなもん不可能だ。つまり、巷や大手メディアで主流の、馬体を”筋肉やシルエット”で見極めている限りは、わからないだろう。

なぜなら、馬体の”筋肉やシルエット”で見極めるというのは、バイクで言う”外装カウルの形状と単にパーツの性能だけ”見ているのと同じ。そんなのを見ても肝心のバイクの走行性能、エンジン特性などわかるわけないのと同じ。

あと、バイク屋でも原付から250やひいてはリッターまで、なんでもそろえているバイク屋もいるが、一貫してハーレーのチョッパー系カスタムが専門、そんなバイク屋もある。だから、全ての厩舎を馬体を見ればわかるわけではなく、中内田厩舎は特別、そんなこだわりのハーレー屋みたいな店と言ったらわかるかな。



ナミュール
小顔セリフォスを見たばかりでもあり、セリフォスとは一転し顔や首差し比が大でフロント振り子比過多、長躯短背、ローダウンが目につく。

以上、ヘキサバランスも秀逸、いわゆる「馬体チャンピオン系」のカテゴリ。根幹向きで強みパンチもきいており、やはり弱い相手の人気よりは強い相手向きと、前走<ヴィクトリアマイル>の負けはむしろいい。がまぁ、急坂ベターで一撃★とするには意外と人気落ちしていないかな。



ガイアフォース
この馬も「強さ勝負」向きという点で先のナミュールと同じだ。

そのフロントリアとも可動傾斜が深めで、父や父産駒に多いフロントアップのセッティング。ただ、足回り比はそれほど長くなく、長首に対し短背腰椎比などが短く首起点もリアよりの位置からで、少し首振りが独立しそうな走法かな。その分リアクションタイムの遅さや燃費消費も高めなリスクが垣間見える。

以上、その上下動からの持続エネルギーの高さは屈指のものがあるが、やはり、フラット平坦がどうか、現代の摩擦の少ない高速馬場でのSP勝負がどうか…など不安リスクも明白。この馬も打てるのは一撃★のみ。あと、剛腕騎手がベターというかマスト。

しかし、前走<フェブラリーS>は結構自信の本命◎だったが、馬体的に負けたのは痛いな。



パラレルヴィジョン
振り子比長めの上体がコンパクト設計。足回り軽量など。先のガイアフォースとは全く違い、よく言う今風の馬体だな。

以上、【万能NL型】で中距離仕様が強め先行ベター。仕上がりも良く長め距離適性でもあるが、強さ勝負向きの心肺面で淡泊さ、構造的な走りの単調さが垣間見え、非根幹などワンペース向きとハマり要素が強いながらそのパンチは屈指に非ず。



ヴォイッジバブル
馬体写真見つからず。外国馬?、一部写真からナミュールあたりに近いタイプか、それよりリア比が強めか。まぁ想像。



ステラヴェローチェ
おいおいここに参戦か。ご存じ「馬体はダービー馬」と、数年前のダービーの本命◎。

以上、加齢か仕上がりも甘い。距離も忙しい。が、まぁ根幹で「強さ勝負」なら、先のガイアフォースよりも燃費と距離適性の面でさらにロングドライブ向きと、やはりこの馬がナンバー1かな。

とにかく、例えて「原付モンキーやアドレス、PCX、モタードトラッカー相手に、ハーレー否ホンダのCB900Fレーサー仕様で、街乗りレースに挑む一戦」そんな感じかな。



ウインカーネリアン
背タレ気味、水平起点、フロント上腕が短め、低重心など。この馬も先のソウルラッシュ同様かなりの馬体癖馬。ただ、ソウルは【T型】よりで本馬は典型的な【L型】と、造りは色々異なるが。

以上、やはり追って味があるのではなくSPの持続惰性に頼り過ぎた構造で、やはり根幹1600よりも非根幹1400や1800がベスト。加齢の影響も感じる仕上がりで、行ってどこまで。




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※この記事は2024年06月02日 15:50まで330円で販売していました。

No.1149 2024年05月12日 11:45   カテゴリー: 馬体の基本解説 G1

  • 05/12(日)
    東京11R
    ヴィクトリアマイル(G1)
    15:40出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 5 9 テンハッピーローズ 1:31.8
    2 2 2 フィアスプライド 11/4
    3 4 6 マスクトディーヴァ クビ
    払戻金
    単勝 9 20,860円 14番人気
    複勝 9
    2
    6
    1,950円
    320円
    130円
    14番人気
    4番人気
    1番人気
    枠連 2-5 11,100円 24番人気
    馬連 2-9 93,690円 71番人気
    ワイド 2-9
    6-9
    2-6
    15,840円
    5,380円
    470円
    72番人気
    44番人気
    3番人気
    馬単 9-2 303,260円 158番人気
    3連複 2-6-9 43,750円 101番人気
    3連単 9-2-6 916,640円 1007番人気
    WIN5 446,057,430円 14番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    15着 4 7 ハーパー 36.2 8 56.0 牝4 池添謙一 栗東友道康夫 468.0
    8着 6 10 ナミュール 2.5 2 56.0 牝5 武豊 栗東高野友和 452.0
    4着 8 15 ドゥアイズ 65.8 11 56.0 牝4 鮫島克駿 栗東庄野靖志 472.0
◇著者X(旧ツイッター)
------------------------------------
------------------------------------



◇本年予想的中 <25R14的中>
------------------------------------
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
 桜花賞 |★ライトバック7人気3着
 皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着
------------------------------------



■「ヴィクトリアマイル」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 <過去14年3的中>
------------------------------------
2023|不的中
2022|★レシステンシア6人気3着
2021|不的中
2020|不的中
2019|不的中
2018|◎リスグラシュー1人気1着
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|不的中
2013|◎マイネイサベル5人気3着
2012|不的中
2011|不的中
2010|◎ブエナビスタ1人気1着
------------------------------------
※…配信なし



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G1
【コース】東京
【距 離】1600m 芝・左
【適 性】C/T型-M(持続/根幹-マイル)
------------------------------------



▼馬体レーティング
――――――――――――――――――
※省略
――――――――――――――――――
*今回馬体写真なし(レート減点せず)



▼馬体グループ
――――――――――――――――――
※省略
――――――――――――――――――



▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎ナミュール
★2頭
――――――――――――――――――




▼馬体診断
――――――――――――――――――
先週同様、苦手なマイル戦。時短一気の解説でいく。


ナミュール
その長躯短背、かつ当診断独自の見方である「ヘキサバランス(六起点)が秀逸」な本馬。よく「馬体チャンピオン系(T型)」と分類している構造のお手本と言った馬体だ。

以上、そうした骨格面な良さに加え、今回筋肉面の仕上がりも良い。

まぁ本馬自身の性能適性としては、タフな流れや急坂がベターだが、昨年より今年はライバルも馬体的には弱く、ここは頭一つ抜けており死角は見当たらず。



マスクトディーヴァ
ナミュールとは異なり、き甲が前めフロントより、かつ上体比も長方形気味といった長躯長背な構造バランスなど。当診断でいう【持続CL型】。

以上、今走適性高いが今回ちと仕上がりが重めかな。



ウンブライル
その筋肉配分など皮膚質や骨量比から、とっても今風な馬体。他「馬体良血」と言ったりしている、そんな特徴がある。

その特徴とは、車やバイクで言う「外装カウルや足回りホイールがカーボンやFRPなど軽量化」された…そんな感じだ。

以上、筋肉や質感などパーツ単体の”素材”は素晴らしい。

が、そもそもそれら社外パーツの”セッティング”である骨格構造がフロントから肩股肘膝やリア飛節など加速重視。骨格間のやわらかみもあり持続万能シフトな要素があるとは言え、スローが吉。



フィアスプライド
初見。フロントリアとも癖強め。典型的な【持続CL型】だ。

以上、そうだな同タイプのマスクトディーヴァより癖が強く、マスクよりフロント比が長く振り子の時間が長いというか、走行ワンピッチの時間がかかる感。

フラットベターと今走コース適性は高いが、距離的にはSP値からもマスク以上に単調&持続よりとハイリスクと、人気次第で一撃★か穴☆という感。



スタニングローズ
色々癖強いフィアスプライドとは一転、全体バランス&パーツ単位とも癖がなく軸も安定しており、骨格的に普通に好馬体な本馬。

以上、ただ本馬はやはり重いな。3歳時<オークス>で一撃★指名を最後に、おそらく本線◎★は一度も打っていないと思う。

その筋肉量からも男勝り牡馬っぽく、いかにも皐月賞向きと言った中距離シフトな構造ながらの現状の仕上がりを見ると、活路は短距離かダートかな。

その意味で前走からの距離短縮となるマイルはいいが、それでも強気早めの先行などが必要だろう。現状5番人気か、オークスくらいもっと人気薄ならという感。



モリアーナ
またまだ癖強い馬体。そうだな同じ癖馬でも先のフィアスプライドとは逆の振り子比にあるな。上体も長躯短背と異なる。

以上、上体の可動スケールなど良くSP面含めエネルギー量の高さがあり、かつそのエネルギーが加速よりで強みを発揮する振り子構造など。

ずばり、性能適性では今回ならナミュールと近く、スローや急坂ベターだが万能さも上々。仕上がりもいいな。



コンクシェル
初見。モリアーナよりバランス型、振り子尺や質量比が大きい。いやフィアスプライドと比較したほうが近くいいか。

フィアスプライドより短背や上体比アップ、リアローダウンなど癖軽減したバランス型に。

以上、持続CN型で今走適性高めで仕上がりも良い。スケール感や屈指のパンチはなく押え▲人気薄穴☆までかな。




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※この記事は2024年05月12日 15:50まで330円で販売していました。

No.1148 2024年05月03日 10:13   カテゴリー: 馬体の基本解説 G1

  • 05/05(日)
    東京11R
    NHKマイルカップ(G1)
    15:40出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 8 16 ジャンタルマンタル 1:32.4
    2 7 14 アスコリピチェーノ 21/2
    3 3 6 ロジリオン クビ
    払戻金
    単勝 16 290円 2番人気
    複勝 16
    14
    6
    130円
    120円
    410円
    2番人気
    1番人気
    8番人気
    枠連 7-8 310円 1番人気
    馬連 14-16 360円 1番人気
    ワイド 14-16
    6-16
    6-14
    200円
    1,100円
    970円
    1番人気
    13番人気
    12番人気
    馬単 16-14 700円 1番人気
    3連複 6-14-16 2,540円 6番人気
    3連単 16-14-6 8,520円 13番人気
    WIN5 3,970,130円 2番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    9着 8 18 アルセナール 15.0 5 55.0 牝3 横山武史 美浦木村哲也 454.0
    10着 4 8 エンヤラヴフェイス 498.9 18 57.0 牡3 菱田裕二 栗東森田直行 490.0
    1着 8 16 ジャンタルマンタル 2.9 1 57.0 牡3 川田将雅 栗東高野友和 492.0
    16着 7 13 シュトラウス 27.2 9 57.0 牡3 北村宏司 美浦武井亮 518.0
    6着 4 7 チャンネルトンネル 84.8 12 57.0 牡3 岩田望来 栗東福永祐一 470.0
    12着 1 2 ノーブルロジャー 15.8 7 57.0 牡3 松山弘平 栗東吉岡辰弥 482.0
NHKマイルC 馬体診断予想です。


◇著者X(旧ツイッター)
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------------------------------------


◇本年予想的中 <24R14的中>
------------------------------------
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
 桜花賞 |★ライトバック7人気3着
 皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着
------------------------------------



■「NHKマイルC」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 <過去14年3的中>
------------------------------------
2023|不的中
2022|不的中
2021|不的中
2020|★ギルデッドミラー6人気3着
2019|★カテドラル7人気2着
2018|不的中
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|不的中
2013|★インパルスヒーロー6人気2着
2012|不的中
2011|不的中
2010|不的中
------------------------------------
※…配信なし



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G1
【コース】東京
【距 離】1600m 芝・左
【適 性】C/T型-M(持続/根幹-マイル)
------------------------------------



▼馬体レーティング ※文末公開
――――――――――――――――――
113|ジャンタルマンタル、他1頭
112|アスコリピチェーノ、他4頭
111|ゴンバデカーブース、他7頭
110|ウォーターリヒト
――――――――――――――――――
*今回馬体写真なし(レート減点せず)



▼馬体グループ
――――――――――――――――――
※省略
――――――――――――――――――



▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎1頭
○ジャンタルマンタル
★2頭
☆チャンネルトンネル、*エンヤラヴフェイス
――――――――――――――――――




▼馬体診断
――――――――――――――――――

人気馬を後回しに診断していたら時間がなくなったため、人気馬解説は結論のみ。


ジャンタルマンタル
そのSP絶対値や加速性能の裏付けに加え、心肺機能や持続性も兼備した万能マイラー。いかにも「マイル路線の馬」という馬体が多い今回、その万能さ、規格スケールは一枚抜けている。皐月賞、そして今回と仕上がりもいい。

以上、今回馬体写真がある馬を見渡して、すんなり「本馬を本命◎で仕方ないな」と思っていたのだが、、、、何と!



アスコリピチェーノ
ジャンタルマンタル同様、持続と加速性能を兼備した万能さがある。こちらはジャンタルマンタルより持続シフトが強め。

以上、ジャンタルマンタルよりもコース適性では上だが、それがメンバー屈指までではなく、逆に、ジャンタルマンタルにSP値で劣るが、ジャンタルマンタルのSP値はメンバー屈指、かつ本馬は仕上がり普通と、ジャンタルマンタルより総合的に少し落ちる感。



ゴンバデカーブース
初見。振り子末端の軽量さ、骨格間の柔らかみなどが目につくな。好みの部類。

以上、本馬の特徴など他馬のところで解説したと思うので結論だけ。【持続CN型】で今走適性は高いが、メンバー屈指の性能や強みがなく仕上がりと完成度も普通。



ノーブルロジャー
初見。当初ジャンタルマンタル本命◎、本馬とあと一頭を一撃★指名で、すんなり終わるはずというか終わってほしかったのだが。

以上、今回ならアスコリピチェーノよりも持続シフトな構造で、その強みに期待。スローは良くない。



ボンドガール
初見。今回ならジャンタルマンタルと性能適性が近い。ジャンタルマンタルにスケールと仕上がりで劣るが、断然足回りなど軽量化でより「今風向きのSPだけ勝負向き」そんな感じだ。

以上、他なら「父ダイワメジャーらしくない良さがある」という点ではアスコリピチェーノと同じだが、その良さが二頭で違う。アスコリピチェーノは父産駒らしからぬハイセッティングなど、本馬は父産駒らしからぬフロント遊びだな。



ディスペランツァ
初見。そうだな、今のところ近いのはノーブルロジャーか。ロジャーよりフロント可動の肩関節だけアップ、肘膝や股関節など他全ての可動駆動は低くセッティングした構造で、足回りもロジャーよりローダウン仕様。ただ、本馬単体としては、全体が低重心ではなく足回り末端長さがある。首差しは短めだ。

以上、つまりノーブルロジャーより加速万能シフトでSPの伝達はいいが、持続性に劣り今走コースでは評価が落ちる。

ちなみに、加速シフトでも短マイルでなく中距離よりの要素が強く、根幹マイルでタフな流れなど長め距離適性を求められるのはいいが、それでもロジャーより断然スローが吉や急坂ベターであり、ハイ想定でハマる強みは劣るかな。

と、ここまで書いてノーブルロジャーよりゴンバデカーブースのほうがより構造比が近く説明も簡単だったかな涙。一言、本馬より骨格間や各関節に遊びがあり柔らかく素軽くした仕様がゴンバデカーブース。今走適性はゴンバデカーブースが上、完成度と仕上がりは本馬に分がある…そんなとこだ。



ダノンマッキンリー
これはちょうど先のディスペランツァを上体容量比アップさせ、よりSP仕様を強くしたバイクならぬ馬体だな。

以上、筋肉モリモリ感などいわゆる前後に「厚み」があり、そのメリハリからも仕上がり自体は素晴らしい。

ただ、いつも言うが当診断は”筋肉”は見ない。否「”筋肉だけ”を見ない」と言ったらいいか。もう少し言えば、あくまで「”骨格”だけ見ると、自ずと”筋肉”も見えてくる」だけ。

つまり、この「厚み」も、私の見え方としたら

1)まず”骨格”、上体の可動&駆動の骨格が受け側(上腕や大腿骨)が短めのバランスが見えて
2)次に”筋肉”の厚みがあるのを見て
3)そりゃ”筋肉”の厚みは、”骨格”的に広さがないため立体的にはなるよな…と納得する感じ
つまり、見た目「厚み」はあるが、筋肉の「量」が多いわけではない…というのが”骨格”を見ればわかる、そんなところだ。

いかん馬体の話となるとついつい色々綴ってしまう。話が逸れた。ディスペランツァよりスロー吉。




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※この記事は2024年05月05日 15:50まで330円で販売していました。

No.1147 2024年04月28日 11:31   カテゴリー: 馬体の基本解説 G1

  • 04/28(日)
    京都11R
    天皇賞(春)(G1)
    15:40出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 7 14 テーオーロイヤル 3:14.2
    2 3 5 ブローザホーン
    3 3 6 ディープボンド 1/2
    払戻金
    単勝 14 280円 1番人気
    複勝 14
    5
    6
    140円
    250円
    490円
    1番人気
    4番人気
    7番人気
    枠連 3-7 1,030円 3番人気
    馬連 5-14 1,070円 2番人気
    ワイド 5-14
    6-14
    5-6
    400円
    1,290円
    2,470円
    2番人気
    15番人気
    27番人気
    馬単 14-5 1,450円 3番人気
    3連複 5-6-14 7,750円 20番人気
    3連単 14-5-6 23,960円 68番人気
    WIN5 7,417,060円 1番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    1着 7 14 テーオーロイヤル 2.8 1 58.0 牡6 菱田裕二 栗東岡田稲男 460.0
    8 18 ハピ 199.1 15 58.0 牡5 浜中俊 栗東大久保龍志 486.0
天皇賞春 馬体診断予想です。


◇著者X(旧ツイッター)
------------------------------------
------------------------------------


◇本年予想的中 <23R13的中>
------------------------------------
中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
 桜花賞 |★ライトバック7人気3着
 皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
------------------------------------



■「天皇賞春」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 <過去15年6的中>
------------------------------------
2023|不的中
2022|不的中
2021|★ワールドプレミア3人気1着
2020|不的中
2019|◎フィエールマン1人気1着★グローリーヴェイズ6人気2着
2018|不的中
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|★ホッコーブレーヴ13人気3着
2013|不的中
2012|◎ウインバリアシオン2人気3着
2011|◎ナムラクレセント5人気3着
2010|不的中
2009|◎マイネルキッツ12人気1着
------------------------------------
※…配信なし



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G1
【コース】京都
【距 離】3200m 芝・右 外
【適 性】C/T型-E(持続/根幹-ステイヤー)
------------------------------------



▼馬体レーティング ※文末公開
――――――――――――――――――
113|テーオーロイヤル
112|ドゥレッツァ、タスティエーラ、ディープボンド、他1頭
111|*サリエラ、ブローザホーン、シルヴァーソニック、プリュムドール、他3頭
110|1頭
109|1頭
――――――――――――――――――
*今回馬体写真なし(レート-1P)



▼馬体グループ ※文中公開
――――――――――――――――――
【A】短背~テーオーロイヤル、ドゥレッツァ、他5頭
【B】長背~タスティエーラ、他7頭
――――――――――――――――――



▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎テーオーロイヤル
★1頭
――――――――――――――――――




▼馬体診断
――――――――――――――――――

ざっくり構造から2グループに分けて解説。


【A】短背

ドゥレッツァ
上体は、長躯短背・六起点もバランス良いがコンパクト、背線アウトラインは柔らか。

振り子は、四肢(足回り)が飛節・膝関節がハイセッティング、一方で股飛節は少しロー気味。

また、寛骨大腿骨の長さ比は小ぶりだが、首差し含め振り子の質量が軽い。

他、少し首抜け(首差し付け根)が低めに映るが、これは成長前もあるかな。

まとめると「省エネなバランス型で、SPの伝達性が良い可動駆動ジョイント、振り子は軽量化&長距離シフト」など、当診断で言う【NT型】省エネチャンピオン系の部類。長距離の根幹G1は良い。

しかしながら、うーん若駒を見ているようで、とにかく幼い。過去2枚の写真を見ても、そうだな「今が3歳クラシック前」ならしっくりくる。それほどに骨格面が幼く筋肉面でも仕上がりも凡庸。まぁ今回人気2強のテーオーロイヤルが「今がまさに馬体完成期」と本馬と真逆で余計そう思うのもあるかな。

以上、春クラシック不出走で菊花賞を圧勝の上がり馬で、古いが昔のメジロマックイーン的な、まさにこれからという感が成績からはする。が、それ以上に馬体がまだまだこれから感が強い。あと、レースでの走りは見たことがないが、とにかく差しベターな構造と菊花賞のような逃げは良くない。



テーオーロイヤル
ドゥレッツァ同様足回りハイセッティング、振り子比も長い。二頭の違いは、本馬はフロントも高く上体の可動駆動の傾斜も深めで広い。

以上、過去写真も見比べたが、昨年の<JC>時から骨格の大きな変化はないもののこの時もかなりいいな。適性からもおそらく当時も本線印◎★打ったんじゃないか。

とにかく、今回はさらに仕上がりも素晴らしく馬体充実期の真っ只中。かつ、よりベターな京都コース&長距離戦と、馬体から死角なしと後は運次第。



*サリエラ
今回馬体写真なし。<エリ女>の写真を発見。これは規格スケールもあり起点バランスも良く振り子軽量と、今風ながら素材の良さがある。今回ならドゥレッツァが近くそれとの比較がいい。

ずばり、ドゥレッツァより上体の比重をアップしたSPなどエネルギー量を重視したセッティングと言った感。

以上、ドゥレッツァよりSP面と完成度で上。距離適性では劣るそんな感じ。人気馬ではスローなど上がり速い勝負で最もパフォーマンスを上げてくるのはこの馬だろう。



ブローザホーン
今回ならドゥレッツァに近い。起点バランスいいが、ドゥレッツァよりフロント短く質量重め、背線からもジョイントも柔らかみひと息で軸直線タイプ。

以上、ドゥレッツァより完成度は上、距離適性や持続性能では劣る。。スローが吉。



シルヴァーソニック
これは後述するディープボンドと同じで重厚感がある「少し古臭い馬体」というタイプ。構造的にも、ディープボンドとの比較がわかり易く、ディープより体高短背のセッティングでより長距離をシフトした構造。

以上、ディープボンドより距離適性で少し上も、仕上がりはかなり重めがあり劣る。どちらも上がり時計はかかるのが吉。



プリュムドール
今回ならシルヴァーソニックの軽量化モデル、またはテーオーロイヤルの馬体を長距離&持続性能を落とし街乗り向きのコンパクトな低グレードに…そんな感じかな。

以上、仕上がりはいい。




【B】長背

タスティエーラ
長躯長背、かつ前後起点フラットという当診断の典型的【L型】で、そのあたり父サトノクラウンと同じ。ただ父ほどの癖はない。

実際、父の馬体と比較してみたが、父ほど中駆比が長過ぎず、かつ本馬は腹袋も薄めで父のように中駆の重さがないのがよろし。また、駆動も父ほどローダウンでもなく、かつ父のようにリアのジョイント角もきつくない…など。明らかに「馬体は父以上」…と、これ以前も話したかな。

以上、とにかく構造的に平坦ベターなど、明らかに前走<大阪杯>から条件好転。

ただ、背が長い(胴が長い)が心肺淡泊、走り単調さのリスクがあるため、基本根幹より非根幹ベターとリスクもある。人気では狙いづらい。



ディープボンド
一言で、これは、骨格の中駆比が「長い」だけでなく「大きい(重い)」という構造。このニュアンスの違いわかるかな。

この違い、説明すると長くなりそうで細かくは省略するが、軽さに欠き&その構造比からも、いわゆる「長距離ステイヤー」ではなく、「上がり時計がかかる勝負向き」「決して燃費が省エネではない面がある」など、どちらかと言えば「中距離向き」な構造の主張が強い。他、昔は今よりよく見かけたので「古臭い馬体」と言ったりしている。バイクで言えば旧車だな。

以上、ここ最近では仕上がりが一番いい。が、それでも好走には色々と条件は付く馬体。強気早めのアクセルワーク&剛腕騎手はマスト。




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※この記事は2024年04月28日 15:50まで550円で販売していました。

No.1142 2024年03月24日 11:46   カテゴリー: 馬体の基本解説 G1

  • 03/24(日)
    中京11R
    高松宮記念(G1)
    15:40出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 1 2 マッドクール 1:08.9
    2 2 3 ナムラクレア アタマ
    3 5 10 ビクターザウィナー
    払戻金
    単勝 2 960円 6番人気
    複勝 2
    3
    10
    300円
    180円
    340円
    5番人気
    2番人気
    6番人気
    枠連 1-2 1,620円 8番人気
    馬連 2-3 2,110円 8番人気
    ワイド 2-3
    2-10
    3-10
    760円
    1,900円
    1,190円
    5番人気
    24番人気
    13番人気
    馬単 2-3 4,920円 17番人気
    3連複 2-3-10 10,020円 36番人気
    3連単 2-3-10 58,740円 208番人気
    WIN5 5,411,710円 6番人気

    該当記事での印・予想買い目・資金配分
    着順 枠番 馬番 馬名 オッズ 人気 斤量 馬齢 騎手 調教師 馬体重(kg)
    7着 1 1 ビッグシーザー 21.4 9 58.0 牡4 吉田隼人 栗東西園正都 514.0
    6着 3 5 トウシンマカオ 8.4 4 58.0 牡5 C.ルメール 美浦高柳瑞樹 478.0
    18着 4 7 テイエムスパーダ 104.9 15 56.0 牝5 富田暁 栗東木原一良 504.0
    9着 6 11 メイケイエール 21.9 10 56.0 牝6 池添謙一 栗東武英智 486.0
武虎です。
高松宮記念 馬体診断予想です。



◇著者X(旧ツイッター)
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◇本年予想的中 <17R10的中>
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中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
 京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
 弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
 金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
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■「高松宮記念」馬体診断予想
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▼予想実績 <過去13年4的中>
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2023|★ファストフォース12人気1着
2022|不的中
2021|◎レシステンシア1人気2着
2020|不的中
2019|不的中
2018|不的中
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|不的中
2013|◎ハクサンムーン10人気3着
2012|不的中
2011|◎キンシャサノキセキ3人気1着
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※…配信なし



▼舞台適性
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【クラス】G1
【コース】中京
【距 離】1200m 芝・左
【適 性】C/T型-S(持続/根幹-スプリント)
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▼馬体レーティング
――――――――――――――――――
※省略
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▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎1頭
★トウシンマカオ
☆メイケイエール、テイエムスパーダ
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▼馬体診断
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ルガル
フロントフォーク立ち気味、短背、各起点ハイセッティングなど、いわゆるマイラーで加速差しシフトな構造。

以上、パフォーマンスが安定し易い堅実さはあるが、SP絶対値他、性能強みや適性面など屈指のものはなく1人気では押え▲以上以下でもそんな感じ。

ちなみに、”馬体的”には単勝など頭狙いは向かないが、”馬券的”には単複オッズの期待値が非常に高く狙い時。



ナムラクレア
この馬も先のルガルと近い短背バランス型。ルガルより振り尺短めやフロントローでより全体の起点バランスがよく、より短距離省エネモデル。

以上、ただこの馬もルガル同様、メンバー屈指の強みやスケールに欠け、あくまで総合&堅実さでの高評価。3歳時から大きな化骨変化もなく人気では▲止まり。



トウシンマカオ
今回メンバー的に毎度馴染みの馬体ばかりで真新しさがないが、この馬だけ馬体を見て記憶にないというか馴染みがないな…と思って過去写真以外にも馬体写真をググって見たが、これは3歳時比だが、かなり化骨良化し骨格の成長がある。

ちなみに、いつも言うが「原則サラブレッドは、生まれてから適性や性能までが変わるほどの骨格変化は起こらない」のが大原則で、生物的な意味で馬体の基本だ。

よく巷など馬体診断や解説で、やたら「距離適性やSPの加速や持続性能まで変わってきている…」などがあるが、その大半が「”馬体”が変わったのではなく、それを見ている”人”が変わっただけ」の、都合のいい主観に過ぎない。

もちろん、原則なので例外もある。大体個体数にして経験則で100頭いて2、3頭くらいと3%未満かな。かつ、これも撮影誤差など見え方や見極め方での誤診も含むので、実際に「本当に適性や性能が変化するほどの馬体に骨格や筋肉面の変化がおこった馬というのは1%いるかどうか」そんなレベルだと認識している。

以上、長くなったが、それを踏まえて、本馬には骨格成長により適性や性能面で以前と異なる評価をしてもいいかな…というレベルの変化が見られる。

結論を言うと、当診断のタイプで【中立単調NL型】⇒【持続惰性CN~CL型】の骨格に。筋肉面からも馬体充実期にもある感。適性含めいいんじゃないか。



ママコチャ
振り尺や可動域から、先のルガルやナムラ以上に偏りなく好バランスなモデル。かつ、急坂ほしいルガルやナムラよりも持続性能など今走適性も上。

以上、人気馬ではこの馬とマカオが適性からも有力視が妥当。

ただ、この馬は確か昨年の<スプリンターズS>で本命◎指名したと思うし、今回仕上がり少し余裕ある感で、うーん今回は本命◎卒業かな。



ビクターザウィナー
馬体写真見つからず、というか外国馬か。ちょっと後回し。



マッドクール
今走向きの持続シフトな馬体ではあるが、構造に明確に癖(アラ)があり、それ故その持続エネルギー量などロスがあるかなと言った凡庸な評価止まり。

ちなみに、その馬体的な癖とは、一言でよく「振り子過多」など表現しているが、もう少しわかり易く言うと、「首差しや四肢の振り子尺が全身比で長過ぎ。その要因は、振り子に対し短背過ぎる(腰椎が短い)」という特徴だ。

以上、タイプとして今走向きではあり、人気薄で穴☆ならという感。



ソーダズリング、ディヴィーナ
今回ならママコチャに近いバランス型。ママコチャより上体比大きいソーダズリングは、今走適性上々だがママコチャより距離不足な感が強くよりタフな流れが必要。

ディヴィーナは逆にママコチャより加速シフトな構造。フロント振りの軽さなど反応速度、操作性は良いなど、そうだなナムラクレアをよりマイラーシフトしたモデルと言った感。



メイケイエール
この馬も若駒2、3時よりも化骨良化により良い意味の骨格成長が見られた馬と記憶しており、その意味ではトウシンマカオと同じかな。

以上、ただ構造的に、前後長さからの持続惰性なエネルギー構造のトウシンに対し、本馬は上下その起点高さからの持続エネルギー構造と違いがあり、そのあたりで今走適性でトウシンに少し劣るかな。ハマり要素はあるが。




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※この記事は2024年03月24日 15:50まで550円で販売していました。

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