【新コンテンツ】紹介
----------------------------------
~著者ノートnote~
過去から新規記事まで、馬体&馬券の
ノウハウ記事など随時公開
只今『馬券の買い方【入門編】』の内容を公開中
----------------------------------
◇2019年予想的中レース一覧 <現在73戦28的中>
----------------------------------
みやこS|◎ウェスタールンド6人気3着
AR共杯|◎アフリカンゴールド1人気3着
秋華賞 |★シゲルピンクダイヤ10人気3着
京都大賞|★シルヴァンシャー5人気3着
神戸新聞|◎ワールドプレミア3人気
セントS|◎ファンタジスト7人気
京成AH|◎ディメンシオン5人気
小倉2歳|◎ラウダシオン4人気
札幌記念|★ブラストワンピース3人気
エルムS|◎モズアトラクション2人気
小倉記念|◎メールドグラース1人気
函館2歳|★ビアンフェ4人気★タイセイビジョン2人気
プロキS|◎ミッキーワイルド3人気
七夕賞 |◎ミッキースワロー3人気★ロードヴァンドール12人気
ラジオN|◎ブレイキングドーン3人気
ユニコS|★ダンツキャッスル6人気
NHKマ|★カテドラル7人気
天皇賞春|◎フィエールマン1人気★グローリーヴェイズ6人気
マイラー|◎グァンチャーレ5人気
大阪杯 |◎アルアイン9人気○ワグネリアン4人気
スプリS|◎ディキシーナイト7人気
金鯱賞 |◎リスグラシュー5人気
弥生賞 |★ブレイキングドーン4人気
中山記念|◎ウインブライト5人気
京都記念|★マカヒキ2人気
AJCC|◎フィエールマン1人気
東海S |◎スマハマ4人気
京成杯 |★ヒンドゥタイムズ7人気
----------------------------------
■「有馬記念」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼舞台適性
【クラス】G1
【コース】中山
【距 離】2500m 芝・右
【適 性】A/L型-L(加速/非根幹-長距離)
▼的中実績 <10戦4的中>
------------------------------------
2018|不的中
2017|不的中
2016|◎サトノダイヤモンド1人気1着
2015|不的中
2014|◎トゥザワールド9人気2着
2013|不的中
2012|不的中
2011|不的中
2010|★トゥザグローリー14人気3着
2009|◎ブエナビスタ1人気2着
------------------------------------
▼馬体レーティング ※プレミア記事完全公開
――――――――――――――――――
113|アーモンドアイ、他2頭
112|アルアイン、フィエールマン、レイデオロ、他2頭
111|シュヴァルグラン、他6頭
110|クロコスミア
――――――――――――――――――
▼予想印 ※プレミア記事完全公開
――――――――――――――――――
◎1頭
○アーモンドアイ
★フィエールマン、他2頭
――――――――――――――――――
▼馬体診断 ※プレミア記事完全公開
――――――――――――――――――
今回<馬体写真あり>
――――――――――――――――――
アーモンドアイ
3歳夏~秋頃にかけ、”筋肉量”の増加
よりも”骨格”に成長が見られた本馬。
そうした成長の仕方をする馬は珍しく、
印象に残っている。えてして名馬となる
馬には多い。
具体的に、3歳春当時は、父ロードカナ
ロア産駒らしく上体の筋肉比重の多さが
目についていた。
が、3歳秋を境に、上体の可動の遊び、
体高による振り子起点の上昇などの変化
があり、持続性能や中速ギア径のアップ
を思わせる仕様になってきた。
そうだな、毎度のバイクに例えるなら、
「純正ノーマルから、マルケジーニなど
社外の軽量マグネシウムホイールに変更
、倒立フォークに、リアはオーリンズの
ショックにカスタム」…そんな感じだ。
とにかく、その振り子軽さや振り起点の
充実安定など、いかにも「振りが速く、
初速から中速ギアまでの入りが抜群」と
いった構造にある。このあたりが、母父
サンデーサイレンスの影響だろうな。
その成長ぶり、人間で言えば「若い時は
父親似だった女の子が、年をとるにつれ
て母親そっくりの女性になってきた」、
そんな感じだ。
以上、今回加齢や仕上げ甘さによる重め
もなく、【加速A型】⇒【万能N型】へ
モデルチェンジされた現状、余程のハイ
ペースを強引に勝ちに行くなどしない限
り、今走適性やSP面含め、不安要素が
見当たらず。ここは勝ち負けだろう。
そういや、実績的に文句なしの現役最強
馬だが、無論、未だその走り自体、一度
も見たことがない。なので、引退する前
に一度は走りを見ておこうかな、と思う
今年の有馬記念だ。
アルアイン
毎回、仕上がり具合のブレ幅が大きい馬
だが、明らかに重めに映った前回よりは
いいかな。
ちなみに、そのブレ幅の大きさ、つまり
「なぜ、本馬はすぐ太めになり易いのか
(映り易いのか)?」…これは、骨格を
見れば一目瞭然。その上体の容量不足に
よるな。
具体的に、肩甲骨や上腕骨、大腿骨など
が小ぶり。この上体の骨格容量が小ぶり
故、少しの体重増加ですぐ太く映ってし
まうわけだ。
人間で言えば、肩幅や腰回りが小ぶりな
体型なので、少しの体重増加で、体型の
変化、ポッチャリに見えてしまう…そん
な感じだな。
以上、小回り中山はいいが、SP絶対値
や中~高速ギアも凡庸。
また、その胴長水平シルエットからの長
め完歩幅も、上体の起点低さや可動小ぶ
りな造り故、完歩長からの持続性能面の
プラス要素より、燃費効率の悪さという
マイナス面が懸念される。
やはり、スローでもハイでも、この距離
でこのメンバー相手では強みに欠ける。
「皐月賞馬らしい」馬体と評していると
おり、距離融通性が高い構造ではなく、
中距離ベストだな。
クロコスミア
牝馬らしく振り子軽量で、可動傾斜も上
々と、SP面やハンドリング性能の良さ
はあり、同じ牝馬でも先のアエロリット
よりも小回りコースでの燃費効率の低下
はないだろう。
ただ、基本【持続C型】ベースとは言え
、振り尺長や起点高さ、上体容量なども
もう一つと、アエロリットとは異なり、
古馬牡馬相手のG1で、強みというほど
のパーツやスケールがない。
以上、【持続C型】馬ではあるが、距離
適性や強みからも、スロー凡戦以外は評
価しづらい。人気薄の穴☆ならといった
ところだな。
シュヴァルグラン
これが引退ラストランらしい。
まずは、本馬と言えば、その馬体から、
「相馬の本質を学べる」とし、これまで
当診断では、何度も何度も本馬を例に挙
げ、色々と綴ってきた。
そうだな、本馬以前にも、古くはミホノ
ブルボンとライスシャワーにはじまり、
トウカイテイオーやエイシンワシントン
、そして、サイレンススズカ、エアグル
ーヴ、後は、サクラローレル、そして、
やはり、本馬に通ずるマヤノトップガン
など。
まさに、私にとっての「相馬の先生」と
言えばいいか。
ズバリ、それらの先生が教えてくれたこ
ととは、一言で言えば
------------------------------------
馬体を”ありのまま”見ることの難しさ
------------------------------------
これに尽きるな。
それを痛感させられたのが、これらの馬
たちの馬体だった。
以上、その可動広さや背筋の強さからの
振りの安定が強みで、小回り向きとは言
いづらく、タフな流れや早め先行惰性な
どのハマり待ちが吉。
まぁ、加齢の影響もあり、SP的にみて
も、本馬を狙うなら、同タイプのキセキ
がいいだろう。
後、引退レースということで、今一度
、本馬の馬体から学んでおきたい。
まず、誰が何と言おうと、物理的にわか
るレベルの特徴は、
・首は寸動形
・肩甲骨は長い、傾斜は深め
・胴は短め
・長躯短背で箱型気味のシルエット
もし、あなたがこれに同意できない場合
それは
・馬体を見る”経験数”が足りない
・馬体でなく”己の主観”を見ている
このどちらかだ。
確かに、シュヴァルグランの”実績”は
長距離馬と言えるだろう。そこから、巷
の『相馬の常套文句』の影響で
これだけの長距離実績がある馬なら
⇒『胴は長いんじゃないか!?』
という”先入観”を抱いてしまうのは、
ごく自然だ。
が、そんな”先入観”を許さないほど、
本馬の馬体は”特徴”がある。
そうだな、今回で言えば、同父のスワー
ヴリチャードと本馬を比較してもいい。
せめて、本馬の馬体、「胴が短めだな」
とわかる程度でないとシュヴァルグラン
に失礼だ。
以上、構造的なことを言えば、本馬のよ
うな「”胴が長くない”からこそ、長距
離向きの要素ともなり得る」面がある。
ちなみに、本馬同様、胴短めで正方形と
いった全体シルエットながら、抜群の長
距離実績を残した馬がいる。それこそが
マヤノトップガンである。
------------------------------------
巷の常套文句に負けず、
己の先入観に負けず、
ただ、ありのままの馬体に従え
------------------------------------
と、私ではなくシュヴァルグランやマヤ
ノトップガンの馬体が語りかけている。
長距離実績があるからと言って、何でも
かんでも「胴長な馬体だと思うなよ!」
とな。
フィエールマン
初見当時に、「父ディープインパクト似
だが、少しやわらか過ぎるかな」という
印象を持った馬で、同時に、「無事なら
G1馬になるだろう」と思った馬だ。
そのため、細かな馬体解説もしているは
ずだ。ここでは省略。
そうだな、先にも述べたが、今回いる<
菊花賞馬>三頭?では、「最も追ってか
らのSPの伸び、最高速までの伸び代」
がありそうな特徴の馬体にある。
また、他のライバル比でも、前後上下の
馬体の収縮振動においては、このやわら
かみからも屈指。そうだな、高速ギアが
一段多いと言えばいいかな。
以上、今回はやはり、適性合わない小回
りをどう乗ってくるかだろう。
ズバリ、長距離仕様だが、その振りエネ
ルギーが高そうな割りには、可動遊びが
もう一つなど、苦手な小回りを前半から
積極的に動かしていくと不安がある。
わかり易く言えば、「ギア数も多く、各
ギアの入りも良く、さらに、高速ギアの
燃費効率もいい。が、低~中速ギアでの
燃費効率は今一つであるため、高速ギア
を最大限に活かすには、適性一息な小回
りでは、前半ギアを極力上げず、燃費を
節約し、それでいて、後半の高速ギアの
走行時間を長くする」そんな乗り方がよ
ろし。うーん、余計わかりづらいか。
とにかく、長距離仕様だが、高速馬場の
スローのほうが強みが活きやすいはず。
池添騎手か、印象としては合うんじゃな
いか。
レイデオロ
今年は成績こそ奮っていないが、その馬
体は、相変わらずの上質な皮膚質、やわ
らかな背線アウトライン、首差しや四肢
など振り子の軽さは目につく。
まぁ、今回その腹回りが少し厚めかな。
仕上がり自体は良さそうで、少し加齢が
出てきたのか。
以上、その特徴からも今走コース適性は
屈指。また、いかにもマイル~中距離仕
様の造りで2500自体は長いが、そこ
は小回りコーナー6つの有馬記念。スロ
ーの凡戦ならば、問題ないだろう。
ただ、あくまでここは適性の高さとスロ
ーの凡戦頼みという馬体であり、それは
イコール、G1らしい持続や心肺も競い
合うレースでは、厳しいと言わざるを得
ない馬体でもある。
馬体を見れば、「今年の成績が奮わなか
った」というより、「それまでが出来過
ぎだった」とみるのが妥当だ。
※つづき全馬の馬体診断はプレミア記事完全公開