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馬体優先主義【1コイン版】

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発行者:武虎
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ジャンル:競馬


公開開始日:2014/08/21
最終更新日:2024/11/17 03:14

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2020年4月12日の記事一覧です。
No.871 2020年04月12日 07:00   カテゴリー: 馬体の基本解説 G1

  • 04/12(日)
    阪神11R
    桜花賞(G1)
    15:40出走
    レース結果・払戻金を見る


  • レース結果
    着順 馬番 馬名 タイム
    1 5 9 デアリングタクト 1:36.1
    2 8 17 レシステンシア 11/2
    3 2 3 スマイルカナ 13/4
    払戻金
    単勝 9 420円 2番人気
    複勝 9
    17
    3
    190円
    170円
    730円
    2番人気
    1番人気
    9番人気
    枠連 5-8 1,040円 2番人気
    馬連 9-17 1,110円 1番人気
    ワイド 9-17
    3-9
    3-17
    490円
    2,880円
    2,480円
    1番人気
    31番人気
    28番人気
    馬単 9-17 1,930円 1番人気
    3連複 3-9-17 12,590円 45番人気
    3連単 9-17-3 47,760円 196番人気
    WIN5 2,539,970円 2番人気
◇2020年予想的中レース一覧 <現在24戦11的中>
------------------------------------
京都金杯|★ボンセルヴィーソ 14人気3着
フェアリ|◎ポレンティア 5人気3着
 東海S |★ヴェンジェンス3人気2着
 根岸S |★モズアスコット3人気1着
シルクS|◎アウィルアウェイ3人気1着
東京新聞|◎クリノガウディー5人気3着
きさらぎ|★ストーンリッジ3人気1着
京都記念|★ステイフーリッシュ3人気3着
中山記念|★ソウルスターリング6人気3着
 弥生賞 |◎サトノフラッグ2人気1着
阪神大賞|★トーセンカンビーナ5人気2着
------------------------------------



■「桜花賞」馬体診断予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼的中実績 <10戦4的中>
------------------------------------
2019|不的中
2018|◎リリーノーブル3人気3着
2017|不的中
2016|◎ジュエラー3人気1着
2015|★クルミナル7人気2着
2014|◎ハープスター1人気1着
2013|不的中
2012|不的中
2011|不的中
2010|不的中
------------------------------------



▼舞台適性
------------------------------------
【クラス】G1
【コース】阪神
【距 離】1600m 芝・右 外
【適 性】N/T型-M(万能/根幹-マイル)
------------------------------------



▼馬体レーティング ※プレミア記事完全公開
――――――――――――――――――
113|2頭
112|ウーマンズハート、他1頭
111|マジックキャッスル、他4頭
110|2頭
109|1頭
――――――――――――――――――



▼予想印 ※プレミア記事完全公開
――――――――――――――――――
◎1頭
○1頭
★ウーマンズハート
――――――――――――――――――



▼馬体診断 @詳細&相馬の基本解説等あり
――――――――――――――――――
>舞台は…
馬体【万能NT型】のマイル仕様向きの
一戦。


>展開は…
ハイ想定。中距離以上の距離適性、持続
心肺の後押しある馬体を評価したい。

※展開がスローなら実施距離より短い、
ハイなら長い距離適性を持つ馬体に有利
となり易い。が、当診断では展開は一切
予想せず。基本「非根幹はスロー、根幹
はハイ」と決め打ち。


>傾向は…
過去20年近くの好走馬を見渡してみた
が、勝ち馬に限れば、やはり「馬体マイ
ラー」の数が圧倒的に多い印象だ。適性
タイプも、【加速A型】や【万能N型】
馬体の台頭が多いかな。

一方で、いわゆる”強いG1馬(名馬ク
ラス)に多い馬体”である【持続C型】
はというと、個人的な「歴代馬体ナンバ
ー1牝馬」と評しているあのシーザリオ
でさえ負けている。が、まぁその時の勝
ち馬自体、【持続C型】好馬体マイラー
のラインクラフトであり、距離適性の差
もあったか。

とにかく、典型的な【持続C型】馬体は
ざっと見ても、リスグラシュー、シンハ
ライト、ジェンティルドンナ、ブエナビ
スタ、ウォッカ、ラインクラフト、シー
ザリオ、ダンスインザムード、シーイズ
トウショウ、アドマイヤグルーヴなど。
おそらく、その出走絶対数の割りには、
むしろ、非常に高確率で好走していると
言えるのではないか。


相性は…
本線◎★評価など、予想&馬券的な意味
での相性はいい印象にない。が、上記の
【持続C型】馬など、「今後走ってくる
素質馬」たちの見極め自体は、馬体から
ほぼ例外なく高評価してきたはずだ。



以上を踏まえて…

※今週もあまり時間がなく、@馬以外は
一気の端的コメントでいく。



▽今回<馬体写真あり> ※プレミア記事完全公開
――――――――――――――――――
ウーマンズハート
やはり、目を引くのはその後肢の造り。
管中足が長めで、飛節は曲飛。なおかつ
脛骨というか、いわゆる下腿骨が長め。

ちなみに、当診断では、本馬のような後
肢のことを、別の動物に例えて「鳥足」
とか「ガゼルさんタイプ」と呼んだりし
ている。

この後肢を、人間で言えば、飛節が曲飛
なので、「足首が柔らかくその反発力は
ある」だろう。が、そもそもが「足首」
云々より、いわゆる「膝下が長く足全体
も長い」というバランス構造にある。

つまり、本馬は曲飛(足首が柔らかい)
だから、それで単に「加速がいい」とか
「肢の回転が速い」とは決して言えず。
むしろ、その逆の特徴がある構造だ。

馬も人間も同じだが、肢の回転の速さで
最も重要なのは「飛節(足首)の角度」
に非ず。

そんな一部分より、肢の回転や振り動作
は、その振り子の「起点高さ・尺長比・
先端の質量」にこそ影響される。

人間でも、足首の柔らさより、まずは、
足の長さバランスそのものを見るべきだろ

とにかく、下半身の振り子起点の”高さ
、長さ、軽さ”が特徴的な造り。さらに
、上半身の長躯短背や前可動域、前振り
子である首差しのバランスや長さから、
ズバリ、本馬は、「振りの速さと振幅が
強み」の馬体と言えるな。

以上、後肢や中駆の特徴から、ズバリ、
「低速ギアの入りが遅め(初動の加速力
一息)」な半面、良くも悪くも「中速ギ
アの入りは速い(最高速SPへの到達が
速い)」構造にある。

それ故、典型的な【持続C型】馬だが、
積極的な乗り方は向かない。急坂もある
今回は、「ギアチェンジをできるだけ遅
らせ、後半一気にアクセルを吹かす」と
いう乗り方がよろし。また、その振りの
速さを最大限活かすには高速馬場が吉。

なぜ、人は馬体の事になると”初心者”丸出しなのか?
------------------------------------
ちなみに、今回の馬体解説でスポットを
あてた後肢の一部分である”飛節”。

以前から何度も言っているが、今も昔も
巷では、その”角度”だけに注目&言及
しているのがほとんどだ。

実際、以下の大手メディアでも、「飛節
が”曲飛”であると、馬体の性能として
後肢の回転が速く加速がいい」とまで言
ってしまう見極めがまかり通っている。

結論から言うと、この見極め方はNG。
先の人間に例えた馬体解説でもわかると
思うが、「足首は見るが、足全体は加味
していない」というのは、構造的な判断
として問題外だ。『葉を見て木を見ず』
というやつだ。

ただ、このNGな飛節の判断基準、この
大手メディアに限ったことではない。世
の馬体パドック派の多くで、同じような
判断基準が溢れている。

正直、私自身も馬体に興味を持ち始めた
最初のうちは、同じようなレベルの判断
見方だった。が、それではダメだと思い
知り、一から馬体と向き合い学び、今に
至っている。

とにかく、「曲飛=後肢の回転が速い」
という判断基準は全くダメなのだ。それ
はあまりに未熟過ぎる。

それがどのくらいダメなのか。

これは、例えばバイクの世界で言うなら
「リアスプロケットが大きいから、その
バイクは加速がいい」と、バイクの性能
まで言ってしまうレベルと同じ。

それは、まるで「初めてバイクを買い、
初めて社外スプロケットを取付した初心
者ライダーが、嬉し気にバイクうんちく
を語っている」…そんな様だ。

それは、決して間違いでもないが正しく
もない。残念ながら、その言葉を聞けば
、そのライダーが「購入したスプロケッ
トの性能など説明書を読んではいるが、
肝心の”バイクの構造”のこの字も理解
はしていない」というのが丸わかりだ。

とにかく、馬体を骨格やその構造のしく
みをきちんと学びさえすれば、「飛節」
一つとっても、こんなレベルの見極め方
など恥ずかしくてしないはずなのだが。

如何せん、世の”馬体”という世界では
、その診断に国家資格も必要なく、そも
そも正しい知識情報自体も乏しい。

故に、”馬体好き”の馬体の見極め方や
知識は、世の”車やバイク好き”のそれ
と比較して、もう圧倒的に未熟な現実が
ある。

バイクとサラブレッド、人が乗るという
点で同じ乗り物だが、大手のメディアの
馬体診断でさえ、バイク解説や知識とし
ては初心者ライダー程度にしかない。

それじゃ余りにくやしく情けない。だか
らこそ、自分も含め「もっと世の馬体派
もそれを見る側もより真剣に&厳しい目
でいなければ、この情けない現実は変え
られない」と今も昔も思い続けている。



マジックキャッスル
初見。下半身の振り子手脚は軽いのだが
、上体可動が少し縦尺長めの骨格比や、
首差しも厚めなど、少し上体過多だな。

以上、タイプとしてスローのほうがいい
だろう。差すのがよろし。

しかし、先の大手メディアの解説では、
この馬体を、「脚がやや短く短距離志向
が強い」とある。うーん、これも飛節と
同じで、パーツ(胴や脚)単独で、それ
ぞれを判断するからじゃないか。

当方では、構造的に「脚が短い」とまで
は言えず。この馬を短いとしたら、それ
こそ短足の馬ばかりになってしまうぞ。
まぁ、上体比重が大きめなので、漠然と
シルエットで見るとそう見えるのかもし
れないな。

それか、もしや<馬体の初歩的な勘違い
をしているのではないか。「馬の脚=
膝下の長さ」だと思っているんじゃない
か。これ、馬体パドック派でも結構勘違
いしている人多い部分だ。


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