天皇賞春 馬体診断予想です。
◇著者X(旧ツイッター)
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◇本年予想的中 <23R13的中>
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中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
桜花賞 |★ライトバック7人気3着
皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
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■「天皇賞春」馬体診断予想
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▼予想実績 <過去15年6的中>
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2023|不的中
2022|不的中
2021|★ワールドプレミア3人気1着
2020|不的中
2019|◎フィエールマン1人気1着★グローリーヴェイズ6人気2着
2018|不的中
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|★ホッコーブレーヴ13人気3着
2013|不的中
2012|◎ウインバリアシオン2人気3着
2011|◎ナムラクレセント5人気3着
2010|不的中
2009|◎マイネルキッツ12人気1着
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※…配信なし
▼舞台適性
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【クラス】G1
【コース】京都
【距 離】3200m 芝・右 外
【適 性】C/T型-E(持続/根幹-ステイヤー)
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▼馬体レーティング ※文末公開
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113|テーオーロイヤル
112|ドゥレッツァ、タスティエーラ、ディープボンド、他1頭
111|*サリエラ、ブローザホーン、シルヴァーソニック、プリュムドール、他3頭
110|1頭
109|1頭
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*今回馬体写真なし(レート-1P)
▼馬体グループ ※文中公開
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【A】短背~テーオーロイヤル、ドゥレッツァ、他5頭
【B】長背~タスティエーラ、他7頭
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▼予想印 ※文末公開
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◎テーオーロイヤル
★1頭
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▼馬体診断
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ざっくり構造から2グループに分けて解説。
【A】短背
ドゥレッツァ
上体は、長躯短背・六起点もバランス良いがコンパクト、背線アウトラインは柔らか。
振り子は、四肢(足回り)が飛節・膝関節がハイセッティング、一方で股飛節は少しロー気味。
また、寛骨大腿骨の長さ比は小ぶりだが、首差し含め振り子の質量が軽い。
他、少し首抜け(首差し付け根)が低めに映るが、これは成長前もあるかな。
まとめると「省エネなバランス型で、SPの伝達性が良い可動駆動ジョイント、振り子は軽量化&長距離シフト」など、当診断で言う【NT型】省エネチャンピオン系の部類。長距離の根幹G1は良い。
しかしながら、うーん若駒を見ているようで、とにかく幼い。過去2枚の写真を見ても、そうだな「今が3歳クラシック前」ならしっくりくる。それほどに骨格面が幼く筋肉面でも仕上がりも凡庸。まぁ今回人気2強のテーオーロイヤルが「今がまさに馬体完成期」と本馬と真逆で余計そう思うのもあるかな。
以上、春クラシック不出走で菊花賞を圧勝の上がり馬で、古いが昔のメジロマックイーン的な、まさにこれからという感が成績からはする。が、それ以上に馬体がまだまだこれから感が強い。あと、レースでの走りは見たことがないが、とにかく差しベターな構造と菊花賞のような逃げは良くない。
テーオーロイヤル
ドゥレッツァ同様足回りハイセッティング、振り子比も長い。二頭の違いは、本馬はフロントも高く上体の可動駆動の傾斜も深めで広い。
以上、過去写真も見比べたが、昨年の<JC>時から骨格の大きな変化はないもののこの時もかなりいいな。適性からもおそらく当時も本線印◎★打ったんじゃないか。
とにかく、今回はさらに仕上がりも素晴らしく馬体充実期の真っ只中。かつ、よりベターな京都コース&長距離戦と、馬体から死角なしと後は運次第。
*サリエラ
今回馬体写真なし。<エリ女>の写真を発見。これは規格スケールもあり起点バランスも良く振り子軽量と、今風ながら素材の良さがある。今回ならドゥレッツァが近くそれとの比較がいい。
ずばり、ドゥレッツァより上体の比重をアップしたSPなどエネルギー量を重視したセッティングと言った感。
以上、ドゥレッツァよりSP面と完成度で上。距離適性では劣るそんな感じ。人気馬ではスローなど上がり速い勝負で最もパフォーマンスを上げてくるのはこの馬だろう。
ブローザホーン
今回ならドゥレッツァに近い。起点バランスいいが、ドゥレッツァよりフロント短く質量重め、背線からもジョイントも柔らかみひと息で軸直線タイプ。
以上、ドゥレッツァより完成度は上、距離適性や持続性能では劣る。。スローが吉。
シルヴァーソニック
これは後述するディープボンドと同じで重厚感がある「少し古臭い馬体」というタイプ。構造的にも、ディープボンドとの比較がわかり易く、ディープより体高短背のセッティングでより長距離をシフトした構造。
以上、ディープボンドより距離適性で少し上も、仕上がりはかなり重めがあり劣る。どちらも上がり時計はかかるのが吉。
プリュムドール
今回ならシルヴァーソニックの軽量化モデル、またはテーオーロイヤルの馬体を長距離&持続性能を落とし街乗り向きのコンパクトな低グレードに…そんな感じかな。
以上、仕上がりはいい。
【B】長背
タスティエーラ
長躯長背、かつ前後起点フラットという当診断の典型的【L型】で、そのあたり父サトノクラウンと同じ。ただ父ほどの癖はない。
実際、父の馬体と比較してみたが、父ほど中駆比が長過ぎず、かつ本馬は腹袋も薄めで父のように中駆の重さがないのがよろし。また、駆動も父ほどローダウンでもなく、かつ父のようにリアのジョイント角もきつくない…など。明らかに「馬体は父以上」…と、これ以前も話したかな。
以上、とにかく構造的に平坦ベターなど、明らかに前走<大阪杯>から条件好転。
ただ、背が長い(胴が長い)が心肺淡泊、走り単調さのリスクがあるため、基本根幹より非根幹ベターとリスクもある。人気では狙いづらい。
ディープボンド
一言で、これは、骨格の中駆比が「長い」だけでなく「大きい(重い)」という構造。このニュアンスの違いわかるかな。
この違い、説明すると長くなりそうで細かくは省略するが、軽さに欠き&その構造比からも、いわゆる「長距離ステイヤー」ではなく、「上がり時計がかかる勝負向き」「決して燃費が省エネではない面がある」など、どちらかと言えば「中距離向き」な構造の主張が強い。他、昔は今よりよく見かけたので「古臭い馬体」と言ったりしている。バイクで言えば旧車だな。
以上、ここ最近では仕上がりが一番いい。が、それでも好走には色々と条件は付く馬体。強気早めのアクセルワーク&剛腕騎手はマスト。