想定勝率80%・配当1.5倍の人気馬であり、
想定勝率10%・配当12倍の中穴馬であり、
想定勝率0.5%・配当240倍の大穴馬である。
人の脳だけで膨大な情報量を客観的に分析しつづけることは不可能。
人の思考は繊細で不安定な部分がある。
特にギャンブルでは経済状況や、プレッシャーに大きく影響を受ける。
ある程度の期間、良い実績のある予想家が突然勝てなくなることも多いのではないかと思う。
またデータ派の予想も玉石混交で、きちんと検証のできる人は少ないだろう。
偶然と必然を区別することは難しく、「統計上有意である」ことの意味を理解していなければならない。
長期的には、
あの有名な誰々の予想!も、偽データ競馬も勝てなくなるのは当然なのだ。
■試行回数(購入レース数)はいくつ必要か
期待値100%を超えることのできる馬券はできたとする。
では、何レース買えば期待値通りの結果が出て来るだろうのか。
確率の分母×100回の試行をすれば、
95%の確率で誤差±20%以内の確率になると言われている。
仮に私の単勝予想を低めに見積もって次のとおりだとする。
【的中率:20%、平均配当6倍(回収率:120%)】
この場合、的中率:20%(=1/5)×100=500レースを購入すれば、80から120レース的中するということ。
つまり、回収率96〜144%の間に落ち着くと計算される。
今回は実績より低く仮定した計算なので、実際には約2年間と少しあれば、ほぼほぼ負けない、ということになる。
どの予想にも使える計算なので、自分の予想や購読中のメルマガがあれば計算してみても面白い。
結論、購入レースが多いほど安定しやすい。
■1点あたりの購入金額はいくらが適切か
上述の通り、安定した結果を出すには回数が必要である。
その回数を確保するには、資金管理がとても大切である、というお話。
あなたが独力で予想をしたときに、連敗が続いても良い予想なら乱してはいけない。
メルマガ予想を買う場合も、連敗で資金ショートしてはいけない。
精神的にも不安になり、日常生活にさえ支障をきたすかもしれない。
では適切な1点の購入金額は、いくらか。
これは券種や的中率、回収率によって異なる。
バルサラの破産確率表が投資では有名。
まずは、年間でその予想に預けても良い資金を計算して欲しい。(「総予算」とする)
券種が複数ある場合は、券種ごとに計算。
そして、改めて次のように仮定する。
【的中率:20%、平均配当6倍(回収率:120%)】
この場合、総予算の2%までがギリギリ1点の最大購入金額として安全な範囲であろう。
1%がより安定を求める人には好ましく、
よりリターンを求める人には3%も目安になる。
仮に年間で私の予想に10万円の総予算が割ける方は、
2%で1点2000円になる。
この場合、
年間288レース(月24レース)の購入で、
計576000円購入額となり、
20%の115200円が収益として期待される。
さらにこの収益を年間の総予算に追加すると?
■まとめ
馬券で収益を上げ続けるには、
予想の精度と安定性が必要。
さらに、予想の期待回収に近づけるための回数の確保、
そして、破産しない資金管理
が、大切ということ。
長期で安定収支の優良メルマガには、
少数点購入を多レースで続けている予想が多い。
(ゴールデン会員の方は、ぜひ調べてみてほしい)