京都11R
第52回
デイリー杯2歳S
芝 1600m/G2/2歳/国際/馬齢
近10年の優勝馬はやや小粒な印象を受けますが、
かつてはシーキングザパールといった
名マイラー輩出の舞台となった
デイリー杯2歳S。
今年は9頭立てと頭数的にはやや寂しい面子となりましたが、
反面例年以上の好メンバーが集結し楽しみな一戦となりそうです
そんなデイリー杯2歳Sで、データ的に特注と言えるのが種牡馬別の成績
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・アグネスタキオン【3.1.1.1】
連対率66.7%、複勝率83.3%
・ブラックタイド【2.0.0.1】
連対率66.7%、複勝率66.7%
・ダイワメジャー【0.2.0.2】
連対率50%、複勝率50%
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アグネスタキオンは現役産駒が既に7歳馬3頭しかいないことから参考程度にとどめて
いただければと思いますが、特定種牡馬の産駒が強いリピーター性を帯びていることが
お分かりいただけると思います!
京王杯2歳Sでは4年連続でキンシャサノキセキ産駒の活躍が続いたわけですが、
完成度の高さ、マイル適性の高さを有すダイワメジャーの産駒にとっては
本舞台が最適な条件と言えるかもしれません。
またダイワメジャー産駒以上に好成績を残すのがキタサンブラックを輩出したことで
一流種牡馬の仲間入りを果たしたブラックタイドの産駒
2012年のテイエムイナズマ、2014年のタガノエスプレッソと
人気薄の逃げ・先行馬が穴を演出
実は兄ディープインパクトの産駒に比べると芝、ダートともに平均連対距離、
勝利距離がやや短い傾向を示しており、
2歳段階ではマイルの距離が最も力を出せる舞台なのかもしれません
さて、今年上記ダイワメジャーの産駒に該当するのが
前走で新潟2歳Sを制しているフロンティア、
そしてブラックタイドの産駒にあたるのがヒシコスマー。
さらには出走頭数の少なさもあり過信は禁物ではありますが
【0.1.1.1】連対率66.7%の成績を残すディープインパクトの産駒がケイアイノーティック
とカツジの2頭
ブラックタイド産駒の活躍⇒ディープインパクト産駒の活躍というのは
強引な理論展開かもしれませんが、今年の2歳戦で圧倒的な成績をディープインパクト産駒が
残すことを思えば上記2頭も警戒が必要でしょう
では社台系とすればどうなのか クラブ系の馬が唯一であり使い分けが如実
フロンティア
デビュー戦を中京で逃げ切ると、続く2戦目も新潟2歳Sを2番手からの競馬で勝利。
兄にドリームパスポートがいる良血馬が早々と重賞を勝って見せ的中に貢献。
白老担当者は、ダイワメジャー産駒にしてはそれほどうるさくないし、
何よりも完成度が高く、センスも抜群。もちろんここでも期待とのことだったとN氏。
2戦とも左回りで今回はコース替りで右回りとなる点だが、現場担当は
先週、右回りの稽古をしたところ、外へモタれたので、今週は外に馬を置いて走らせた。
多分センスのいい馬なのでレースでは大丈夫だと思うとのこと。
正直、朝日杯へは十分な賞金があるのでメイチではないけど、
他は1勝馬で重賞を好走した馬もいないのだから、勝ち負けになるとかなりの自信を持っている話
この馬を管理するのは先週ベルーガでファンタジーSを制した中内田厩舎。
他にもサウジアラビアロイヤルCを勝ったダノンプレミアムもいて駒は豊富。
そんな中で、当初、厩舎内ではそれほど評価は高くなかったのですが、
今では一番走る馬になるかもしれないというスタッフがいるぐらいというオフレコ。
それほど評価はうなぎ登り。
カツジ
岡田スタッド生産馬であり ルートラフィアンから
この馬、オーナーサイドが偉く気にいって購入した馬で、信頼を寄せる池添厩舎に預ける事になった馬。
そういった状況にあった馬なので、デビューする際は、ヤマカツエースを天皇賞秋に出走させるにも
関わらず、テキはR氏にカツジの事で頭が一杯ともらしていた。
一番の腕利きとの評判でヤマカツエースも担当する助手を担当にして、
万全の状態でデビュー戦を迎えた訳ですが、これに勝利。
本来なら今回重賞でさらに力が入るところですが、よほど初戦のプレッシャーが強かったのか、
スタッフの一人は、初戦よりも気楽にいけるのが何よりと。
ただ、逆に騎乗していた松山騎手はかなりの手応えを感じたようで
元自厩舎で初めての重賞勝ちを意識していますとのことなので、
それが逆にプレッシャーにならないかとの報告であったが
オーナーにとっても、今夏の函館2歳Sを勝ったカシアス以上に期待している逸材とR氏。
無様な競馬をしてほしくないという思いはだいぶ強い様子。
ジャンダルム
池江厩舎によると4角で外に膨らみかけたけど、その他はパーフェクトだったと
厩舎サイドはデビュー戦の走りに、ほぼ満点という
鞍上の武豊騎手もその走りに惚れ込んだようで、今回、落馬で乗れないのを残念そうにしていたと
のことであった。問題はその武豊騎手からの乗り替わり。
誰を乗せてくるのかと気になっていたが、短期免許で今週から騎乗のアッゼニ騎手に。
日本での評価がいまひとつ。果たしてどんな手綱さばきをみせるのか
なお、今回から馬主欄の表記が前田氏個人名に変わっていることに注目
前走時まではノースヒルズ名義だった。最近でいえばカデナが全く同じパターンであり、
ダービー馬ワンアンドオンリーもラジオNIKKEI杯2歳Sを勝った直後に、
やはり個人名義に変わっていた 走る馬はこのオーナー変えてくるのは有名であり
先が期待できる馬だからこそのそういうことであるとN氏。
メガリージョン
前走を見れば分かる通り、かなり前向きな気性の持ち主。
今回もおそらく、ハナに行っちゃうだろうと、無理に抑え込むことを陣営は考えていないとN氏
母系が強く出ている馬みたいだし、先々は短距離馬になるだろうとも言われており、
本質的なこの条件に対する適性という点では疑問符が付くと言わざるを得ない。
しかし、意外にも陣営は前向きに考えているらしく、逆転のチャンスは十分あると
近しい関係者に話していたとのこと。
デキはさらに良くなっているし、この時期の同世代相手なら前に行けるスピードは大きな武器
になると、持ち味を発揮すれば結果は付いてくると見ている様子。
道悪にでもなればさらにイイし、仮に良馬場でも勝ち負けになると、
頼れる鞍上を迎えたことも含めて、そう侮ることはできなムードが漂っている。
オーナーサイドとすれば地元オーナーで期待大という状況
ケイアイノーテック
この厩舎で活躍したダート短距離界の名脇役ケイアイガーベラの仔。
ただ、当初、平田厩舎に入るどころか、このオーナーが持つ予定すらなかったそうだとR氏。
それを、ガーベラを担当していた助手が牧場に通い詰めたことで、諸々実現する形になったという
厩舎としても、その経緯があるからこそ、絶対に成功させたいとかなり力が入っている様子。
新馬勝ちはあくまでステップに過ぎず、狙うはG1タイトル以外にない。
前走後に休養入りさせてこのレースから復帰は既定路線。
この厩舎にしては珍しいくらい帰厩してから乗り込みを消化し、
いかにもこの厩舎らしく坂路で好時計を連発。
特に、今週の最終追い切りはジョッキー騎乗とはいえ、2歳馬とは思えないバランスの取れた走りを披露。
母はダート馬だったが、初戦で乗ったユーイチも芝向きとジャッジしてくれた。
まだまだ伸びる馬だけど、まずはココで重賞をひとつ獲らせたいと、
イキナリから勝負気配アリアリの厩舎サイド。
今週のオーナーで取り上げた亀田氏 明日のエリザベスよりここが本線だろう
最終決断
完成度と将来性が鍵であるが社台系唯一の馬が勝負
◎2フロンティア
〇8カツジ
▲5ケイアイノーテック
☆4メガリージョン
△3ジャンダルム
△6ヒシコスマー
馬連
2-8 2-5 2-4
5-8 2-3 2-6
三連複◎〇フォーメーション
2017年11月11日 京都 11R 15時45分 デイリー杯2歳ステークス(GII)
◎:2枠 2番 フロンティア
△:3枠 3番 ジャンダルム
☆:4枠 4番 メガリージョン
▲:5枠 5番 ケイアイノーテック
△:6枠 6番 ヒシコスマー
◯:8枠 8番 カツジ
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馬券 :3連複
買い方 :フォーメーション
指定方式:馬番
組合わせ:14点
購入金額:1,400円
馬/組番:14組
馬1:2, 8
馬2:2, 4, 5, 8
馬3:3, 4, 5, 6, 8
各100円(合計 1,400円)
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馬券 :馬連
買い方 :ながし
指定方式:馬番
組合わせ:5点
購入金額:500円
馬/組番:2ー**
軸:2
相手:3, 4, 5, 6, 8
各100円(合計 500円)
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馬券 :馬連
買い方 :通常
指定方式:馬番
組合わせ:1点
購入金額:100円
馬/組番:5ー8
5ー8
100円
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