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凱旋門賞　G1 シャンティ４R

3歳上　芝2400　定量

ブログなどでお伝えしたように複数出しで参戦のエイダン・オブライエン厩舎
今年は５頭出しという状況
ある意味連覇を目論んで人気のエネイブル包囲網を形成してのことであり
露骨な包囲網も日本ではしませんが海外競馬では常識であり
それに近い状況で有馬記念で勝利を掴んだサトノダイヤモンドが参戦するのも
妙な因縁であろう


さてそのオブライエン厩舎の１番手がWinter（ウインター）
エネイブルと並んで今年の3歳牝馬路線を代表する1頭。
2歳時は3戦1勝という平凡な成績だったが、D.ワッチマン師の引退に伴って
A.オブライエン厩舎に転厩した今年は、2戦目の英1000ギニーで初重賞、
初G1制覇を果たすと、続く愛1000ギニーとコロネーションSも制し、
13年ぶりとなる牝馬マイルG1戦3連勝を達成した。
さらに2走前、距離が10ハロンに伸びたナッソーSも勝利してG1戦4連勝を飾ったが、
マイルに戻った前走のG1戦メイトロンSでは、同じ3歳牝馬で僚馬のハイドランジアに敗れている。
世代を代表する牝馬であり、ムーア騎手が多くのお手馬の中から本馬を選んだことは
その期待の高さを表していると思う、ただし未知の2400mは不安要素であるとM氏。

Order Of St George（オーダーオブセントジョージ）

昨年の3着馬だが、基本的には長距離を主戦場としており、
今年走った5戦も全て14ハロン以上のレース。
G1戦ではロイヤルアスコット開催のゴールドCで僅差の2着に敗れたものの、
前走の愛セントレジャーを9馬身差で圧勝している。
前走を迎えるまでは11月にオーストラリアで行われるメルボルンC参戦を視野に入れていたが、
前走後、ハンデ面などを考慮して凱旋門賞へ向かうことに。
昨年は不向きと思われた高速決着の中で3着になったが、本来はスタミナ勝負向きであり、
道悪も得意としていることから注意したい1頭である。
今回コンビを組むのはオブライエン調教師の息子D.オブライエン騎手で、
同騎手とのコンビは過去2戦2勝でありジリジリ伸びる馬場なら警戒。


凱旋門賞7勝の名伯楽A.ファーブル調教師が今年送り出す馬たちの中では
最も警戒すべき馬だろうというのがCloth Of Stars（クロスオブスターズ）

この厩舎も３頭出しでありフォワ賞が休養明け
昨年の英ダービーでもユリシーズとともに4番人気タイに支持されたが、
結局G1戦を勝利するには至らなかった。
今シーズンは初戦のG3戦エクスビュリ賞を皮切りに3連勝を飾り、
フランスの中距離路線における最初のG1戦ガネー賞を制した。
前走のフォワ賞は後方から末脚を伸ばして2着でゴール。休み明け初戦としては上々のスタート


Idaho（アイダホ）
昨年の2着馬ハイランドリールの全弟。自身はG1勝ちがないものの、
今年6月のロイヤルアスコットで行われたG2戦ハードウィックSで兄弟制覇を果たし、
続くキングジョージでは3着に入って兄に先着している。
このほかにも3歳時の昨年に愛ダービー2着、英ダービー3着といった成績を残した。
前走のG1戦ソードダンサー招待Sは、7頭立ての6着に惨敗。
アメリカへ遠征しての一戦だったとはいえ、1番人気を裏切っている。
今回は相手が強力であることから、同じオブライエン厩舎勢のアシスト役としての出走が濃厚で、
場合によってはペースメーカーを務めることも考えられる。


Ulysses（ユリシーズ）
今年になって本格化した馬で、初戦のG3戦ゴードンリチャーズSを勝って
挑んだプリンスオブウェールズSで3着に入った後、エクリプスSで叩き合いを制してG1初制覇
その後、キングジョージではエネイブルの2着に敗れたが、前走のインターナショナルSを制して
G1戦2勝目。当初は昨年4着に終わったブリーダーズCターフを目指す予定だったが、
変更して凱旋門賞に向かうことになったとM氏。
昨年のポストポンドをはじめ、近年はインターナショナルSからの直行組が不振で、
2001年のサキーを最後に勝ち馬が出ていない点は気になるが、
目下の充実度を考えるとやはり注意したい1頭。
プリンスオブウェールズSからコンビを組むクローリー騎手との相性の良さも見逃せない。
ちなみに、母のライトシフトは2007年の英オークス馬。

Capri（カプリ）
現在G1連勝中で勢いに乗る1頭。今年の春先は重賞で入着止まりという成績で、
6月の英ダービーでも僚馬ウイングスオブイーグルスに敗れて6着に終わったが、
続く愛ダービーでは2番手から抜け出し、ウイングスオブイーグルスや英ダービー3着馬
クラックスマンの猛追を凌ぎ切った。
前走の英セントレジャーはそれ以来のレースだったが、ここでも4番手から抜け出して優勝。
2歳時のベレスフォードS以来のコンビとなったR.ムーア騎手に初となる
英セントレジャーのタイトルをプレゼントしている。
連勝中の勢いは無視できないが、英セントレジャー組はこれまでの凱旋門賞で苦戦しており、
その点は気掛かりとM氏。



Enable（エネイブル）

今年の凱旋門賞で最も注目を集める3歳牝馬。
初の重賞挑戦だった英オークスを5馬身差で制して以降、
愛オークス、キングジョージ、ヨークシャーオークスを5馬身半、4馬身半、5馬身差で楽勝。
しかも、そのうち愛オークスを除く3戦は道悪でのレースで馬場は不問。
強いて不安を挙げるとすれば、初のフランス遠征と昨年のような高速決着に対応できるか
どうかだろうとM氏。
ヨークシャーオークスからの参戦というのは、2014年にエネイブルと同じく3歳牝馬の身で
キングジョージを制したタグルーダ以来となり、あまり前例がない。
そのタグルーダはエネイブルと同じJ.ゴスデン調教師の管理馬であり、
凱旋門賞では3着に終わったが、果たして本馬は……。



Zarak（ザラック）
3歳時の昨年は、仏ダービーで欧州最優秀3歳牡馬アルマンゾルの2着に入るなどしたが、
重賞勝ちはなし。しかし今季初戦、ドバイで向かえたG3戦ドバイミレニアムSを勝利し、
待望の初重賞制覇を果たした。その後、続くドバイターフではヴィブロスの4着。
フランスに帰国してからはG1戦ガネー賞2着の後、イスパーン賞でまさかのシンガリ負けを喫したが、
初めての2400m戦だった前走のサンクルー大賞を制し、ついにG1タイトルを掴み取った。
今回はそれ以来、約3ヵ月ぶり。2008年に無敗で制した母ザルカヴァに続く母仔制覇を目指す。


Dschingis Secret（チンギスシークレット）
前哨戦のフォワ賞でサトノダイヤモンドらを破って優勝
1勝馬ながら不良馬場で行われた昨年の独ダービーでアタマ、クビ差の3着に食い込んだように
道悪を得意とする馬で、初重賞制覇だった昨年10月の伊セントレジャーでも重馬場の中、
2着馬に7馬身差をつけた。
そして、今年はフォワ賞も含めて5戦4勝。不良馬場だった3走前のG2戦ハンザ賞で、
昨年のジャパンCにも出走したイキートスに3馬身3/4差をつけたほか、
2走前のベルリン大賞では昨年のエクリプスSの勝ち馬ホークビルを破って初G1制覇を果たしている。
当然、凱旋門賞当日も馬場が渋れば怖い存在だろうとM氏。

阪神９Ｒ　兵庫特別
３歳上1000万下　芝2400ｍ外

金レポで取り上げた今週の注目オーナー野田夫妻
土曜は中山でダノンアイリスが僅差ながら勝利
今週1番のオーナー星勘定となれば

ダノンディスタンス


京都新聞杯のあとは休養へ。この休養がまさに効果覿面だったようで、
戻って来てから動きがガラリ一変していると厩舎から報告が入ってきているとN氏。
コースの動きがとにかくイイ。以前に比べて走りに前向きになってきたし
、これなら違った結果が出ると思うと、この厩舎の勝ち頭である腕利き助手も、
イキナリから好走できるという自信があるそうだ。
勝って菊花賞に行くから楽しみにしていてくれと、ヤル気十分の佐々木師
春当時からこの馬はこれから良くなる。夏を越すのが楽しみと成長に期待していた和田も、
今回の騎乗を楽しみにしているという。

◎2ダノンディスタンス

〇6アグリッパーバイオ
1000万の長丁場では上位のレベル　パワータイプよりなので
京都より阪神がベストであろう。スローの我慢比べになりそうな様相であり
ばてない強みをいかせれば、好勝負であろうとN氏

▲4デンコウインパルス
逃げ濃厚であり素質馬相手に僅差の前回の競馬は評価すべき。
ベストは2000以上の距離で2キロ減の斤量は有利

☆1ハイプレッシャー

△3サトノグラン

△7エクセレントミスズ

馬連
2-6  2-4  4-6

2-1  2-3  2-7


三連複◎フォーメーション