天の采配と普遍の法則

どんなん境遇に生まれ、そしてどんな親にどう育てられるかによって人生の
スタートラインが決まってしまいます。
しかし、誰にも生まれてくる境遇も育ててくれる親も選ぶことはできない。
その意味では人間、みな平等と言えるかもしれませんね。
生れる境遇と持って生まれた能力には何かしらの因果関係があるのでしょうか。
もしあるとするなら、どんなメカニズムが働いているのか、それを操っているのは
一体何者なのでしょう。


ところで、あなたの生れた境遇はどうですか。恵まれていましたか、それとも不遇だった？
それとも、良いのか悪いのかさえ、分からない？
あなたの感じ方と、周りの人たちのあなたの境遇に対する見方、感じ方はきっと違うでしょうね。
同じ景色でも違った感性や価値観のフィルターを通すと、まったく違う情景が見えてくるものです。

どんな人生においても次にあげる要素は共通です。

1.人が生まれる境遇は個々に違うが、その違いはそれぞれの運命に応じて天によって用意されたもの。
2.天の采配によって用意された境遇や与えられた能力は、普遍の法則によるメカニズムで操られている。
3.普遍とは時代や個々の価値観に影響されることなく、全ての事柄に整合性をもたらす共通した真理を
持つ本質。
4.与えられた能力はそれぞれの運命を切り開く為のツールであり、それを見出して磨き活用するのは
本人の意志次第。
5.あらゆる事象はプラスとマイナスの要素がある。通常はどちらか一方の要素しか目に映らないが、
プラスとマイナスは光と影のごとく必ず対になっている。
6.人がその人生において経験する事象の全ては、ひとつの流れの中にあり、個々の事象だけにとらわれれば
本質は見えてこない。
7.天は人生のプロセスで時に応じて様々な課題を課し、それらの課題には個々の成長を促す為に必要不可欠な
テーマが込められている。

人生そのものが天の手中にあり、そのメカニズムが普遍の法則で成り立っているとするなら、日々の生活の中に
どう取り込み活用していけばいいのか。
頭の中で理屈を理解したところで、実際の生活に生かせなければ、ただの知識でしかありません。充実した人生を
送る為には、知識を生かして使う為の「知恵」が必要です。