公務員の大町遼介は、ふとしたきっかけで聖書を読み始める。ある夜エブラと名乗る意識体が遼介の無意識を乗っ取り、自動書記でメッセージを届ける。それによって崇高なる使命に目覚め、世界の革命を志すのだが、これは人間心理の大いなる罠だった。いつの間にか純粋な精神は個人的な暴力にすり替わり、遼介は次々に殺人を犯してゆく。人間心理の本質に迫るアストラルシリーズ第2弾/これからあなたが訪れるのは、あなたの潜在能力と覚醒のエナジーを引き出してくれる物語です。読み進むにつれてあなたの潜在意識に眠っているパワーが小説の波動と同調して、知らず知らずの間にゆっくりと目覚めてゆきます。長い長い旅になります。ごゆっくりお楽しみください。